第11回 富山・城端で祭が築いた絶景小道を行く
今回、中山さんが訪れた小京都は富山・城端。室町時代、城端別院善徳寺の門前町として開かれ風情ある町並みが広がる城端は、「越中の小京都」と呼ばれています。毎年5月に行われる城端曳山祭は、御神像を載せた豪華絢爛な山車"曳山(ひきやま)"が町内を巡行する盛大な祭りとして知られています。
曳山巡行のスタート地点の善徳寺から歩き出した中山さん、歴史を感じる蔵や昔の花街の雰囲気を残した風情ある街並みに感銘を受けます。城端曳山会館では、実際に祭で使われる巨大な曳山を目の当たりに。繊細な彫りと塗りが施された曳山の豪華さに圧倒されます。また、町で出会う地元の方々は、祭のことになると話が止まらない祭好き。そして中山さん、祭に合わせた城端独特の家屋造りに興味津々。さらに、江戸時代から伝わる伝統の和菓子や、老舗の絶品料理も堪能!かつて絹織物の産地として栄えた城端は、江戸や京へ出荷したことからどちらの文化も流入、「江戸の粋」と「京の雅」が融合した街です。地元の方々と触れ合いながら、歴史が息づく城端の町を歩きました。