第103回 東京:新宿荒木町・荻窪・三鷹で初めての居酒屋へ[字]
今回は太田さんが東京で訪れたかった居酒屋3軒を初訪問。まだ知らない実力店の味と技を巡ります。どんな驚きと発見に出会うのか、太田さんの胸は高鳴ります。
念願の最初の一軒は新宿荒木町にありました。個性あふれる居酒屋 「青森PR居酒屋・りんごの花」。 店名通り、青森各地の名酒・料理が揃っています。まずは燗酒、豊盃から。気取りのない母ちゃんの酒と評する太田さん、これに合わせた貝焼き味噌・弘前いがめんちの郷土料理で、青森の優しい味に包まれました。
何年も訪れてみたいと思ったそのお店は荻窪にありました。2014年開店の「ゆき椿」。なんとも風流な店名に惹かれます。まずは復活の酒で有名な、磐城寿・土耕醸(どこんじょう)山廃純米を。太田さんが完璧と唸ったお品書きから、白イカゲソ生姜醤油・大山鶏かんずり焼・お造り五種、そしてにしんの甘煮を堪能。どれも酒飲み泣かせの逸品に店の底力を感じました。
最後に訪れた場所は三鷹。「日なた」は、近年注目のエリアの中でも定評のある名店です。とら河豚のひれ酒(神亀)で香りを味わった後は、冬の到来・生牡蠣を。そして人気No.1の赤身と中トロの海苔巻き寿司は、これまで味わったことのないほどの絶品。とろける旨さに終始ご満悦の太田さんでした。