12月5日~12月9日
12月5日(月)
「中村哲医師殺害から3年 今も活きるその遺業とアフガニスタンの最新情勢」
ゲスト:宮田 律(現代イスラム研究センター理事長)
リモート出演:遠藤 正雄(ジャーナリスト)
長年アフガニスタンで援助活動をしてきた医師中村哲さんが殺害されて、今月4日で3年になった。
今なお現地で活き続ける中村さんが取り組んできた業績を現地取材。タリバンが権力を掌握して1年余り。その人権抑圧政策から国際的な経済制裁を受けているアフガン国内には、経済難や貧困に喘ぐ人々が渦巻いていた。
こうした中、タリバンによる女性への権利抑圧政策の下で、禁止されている女性の高等教育を進める「女性地下学校」の極秘取材にも成功。そこには学びたいと目を輝かせるアフガン女性たちの熱気と喜びが溢れていた。
果たして、国際社会は、アフガンに対し何をなすべきか?その課題と問題点、この国の今後の行方について徹底検証する。
12月6日(火)
「戦闘長期化で砲弾不足!米露『停戦交渉』めぐる思惑は」
ゲスト:長谷川 雄之(防衛省防衛研究所研究員)、小谷 哲男(明海大学教授)
ウクライナ侵攻長期化の中で、ロシアは「停戦協議」の動きに出るのか?
米国とロシアの高官が水面下で接触する一方で、バイデン米大統領は「もし戦争を終結させる方法を探っているなら、プーチン氏と話す用意がある」と言及。ウクライナへの支援が負担になってきた欧米では、外交での解決に向けた意見が出始めた。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領も「プーチンが直接交渉を求めているというサインを西側経由で受け取っている」と明らかにしたが、ロシアが望む形での交渉には応じない姿勢だ。
果たして、ウクライナ侵攻の「停戦」に向けた糸口はあるのか?「停戦」をめぐる行方と米欧・ロシアの思惑を読み解く。
12月7日(水)
「米上院最後の議席決まる 共和党トランプ氏復権に暗雲か」
ゲスト:庄司 香(学習院大学法学部教授)、ピーター・ランダース(ウォール・ストリート・ジャーナル東京支局長)
今月6日、米中間選挙で決まらなかった上院議会の最後の1議席を決めるジョージア州の決戦投票が行われた。
決戦投票は、民主党の現職ラファエル・ウォーノック氏と、共和党の新人でトランプ前大統領が支持する元プロフットボール選手・ハーシェル・ウォーカー氏の一騎打ち。トランプ氏が2024年の次期大統領選挙への出馬を宣言してから初めての選挙とあって、全米が注目した。今後、トランプ氏の動向にどう影響を及ぼすか...。
ところで、先月の米中間選挙では事前の予測に反して、野党・共和党は下院議会で過半数をわずかに上回る辛勝にとどまり、いわゆる「レッドウェーブ(赤い波)」を起こすことができなかった。その背景には何が?米国政治にトランプ氏が登場してから続く「社会の分断」が、改善へと向かう兆しは?
米ジョージア州の上院決選投票の結果を受けて、2年後の大統領選を見据えた動きと、バイデン政権の先行きを米国政治に詳しい専門家と展望する。
12月8日(木)
「臨時国会終盤 政治記者が見る岸田首相の次の一手は?」
ゲスト:山田 惠資(時事通信社解説委員)、佐藤 千矢子(毎日新聞社論説委員)
旧統一教会被害者救済法案の成立をめぐり、与野党の溝は埋まるのか。救済法案を何としても今国会で成立させたい岸田首相。国会は延長含みの攻防が続く。
岸田政権の支持率低迷の理由の一つが、閣僚の辞任ドミノ。国会答弁のために被災地視察を取りやめた秋葉復興相や、杉田水脈総務大臣政務官も過去の発言をめぐり、野党から追及を受けている。
岸田首相は党幹部との会談をくり返しているが、内閣改造や解散・総選挙に向けた動きなのか...。岸田政権の次の一手はあるのか?第一線で永田町を取材するベテラン政治記者が読む。
12月9日(金)
「ベストセラー『老害の人』作者の内館牧子氏に聞く / 伝授!英語の苦手意識克服のコツ」
ゲスト:内館 牧子(作家 / 脚本家)、花田 恵吉(英語発音指導者 / 元NHKチーフアナウンサー)
毎月第2・第4金曜日は、注目のニュースを、ゲストの論客とBS11解説委員のジャーナリスト・二木啓孝が独自の目線でニュースに切り込む『クロスアングル』と、『ニュースの雑学』の2つのコーナーをお届け。
『ニュースの雑学』のコーナーでは「いじめ加害者にどう対応するか?」について。
『クロスアングル』では10月に発売された小説『老害の人』が大ヒット。作者の内館牧子氏をスタジオに迎え、創作のきっかけなどをじっくり聞く。
もう一つの『クロスアングル』は日本人が苦手意識を持つ英語について。「こうしたらかっこよく聞こえる」といった発音のコツや、苦手意識克服のコツを伝授する。