12月19日~12月23日
12月19日(月)
「検証!安保政策の転換点 防衛力強化の中身と財源」
ゲスト:佐藤 正久(自民党参議院議員 / 元外務副大臣)、田中 均(日本総研 国際戦略研究所特別顧問 / 元外務審議官)
岸田首相は、5年で防衛費と関連経費を現在の約2倍、国内総生産(GDP)比2%に達する予算措置を講じるよう指示した。これを受けて、自民党は防衛費増額の財源として法人税、所得税、たばこ税の3つを軸とする増税案をとりまとめた。しかし、これには野党だけでなく、自民党内からも異論が噴出。
そもそも、岸田政権が目指す防衛力の抜本的強化の姿が見えてこない、防衛費倍増ありきで議論が進められている、との批判の声も上がっている。
国防と外交の現場を経験した専門家を交えて日本の安全保障政策の大転換について徹底検証する。
12月20日(火)
「窮地プーチン次の手は?年明けに大規模攻撃か!?」
ゲスト:兵頭 慎治(防衛省防衛研究所政策研究部長)、鶴岡 路人(慶応義塾大学准教授)
ウクライナ侵攻から間もなく10カ月を迎える中、米軍高官は「ロシア軍の砲弾やロケットの在庫が減少し、枯渇する公算が大きい」との見方を示した。その一方、ロシア軍が年明けにも新たな大規模攻撃を開始するとの分析も出ている。軍事侵攻をめぐりプーチン政権では、いま何が起きているのか?
こうした中、プーチン大統領は、長時間にわたり国内外のメディアの質問に答える、年末恒例の「記者会見」を中止に。「名物行事」だが、今年は何も語らぬ年の瀬となった。
露軍は電撃作戦を仕掛けるのか?弾薬確保に苦慮し苦境が続くのか?プーチン氏の次の一手を読み解き、厳冬期を迎えるウクライナの最新戦況を徹底分析する。
12月21日(水)
「『節電の冬』に寒波到来 原発政策の転換と脱炭素の行方」
ゲスト:高橋 洋(都留文科大学教授)、竹内 純子(国際環境経済研究所理事)
この冬一番の強い寒気が日本列島に流れ込み、日本海側を中心に記録的な大雪に見舞われている。政府は、電力需要のひっ迫に備え、全国の家庭や企業に対し、来年3月末まで「無理のない範囲で節電を」と呼びかけている。
こうした中、政府は、エネルギー安定供給のため原発政策の転換を盛り込んだ具体策をまとめた。原発政策では、既存の原発の運転期間の延長を認め、福島第1原発事故後に凍結してきた原発の建て替えを推進するなど、大きな転換となる。また、再生可能エネルギーについては、今後の「主力電源」として最大級の導入拡大に取り組むという。
ロシアのウクライナ侵攻で世界のエネルギー問題が露呈した今、日本は化石燃料への依存から脱却できるのか?専門家と脱炭素社会を目指す岸田政権のエネルギー政策について考える。
12月22日(木)
「混迷の国際情勢!『防衛3文書改定』これからの課題」
ゲスト:森本 敏(元防衛相)、鈴木 一人(東京大学公共政策大学院教授)
ロシアによるウクライナ侵攻で「平和」の根底が揺らぎ、国際安全保障の在り方が問われている。
日本を取り巻く東アジアの安全保障の環境も激変し、北朝鮮による核開発と大陸間弾道ミサイルによる威嚇。さらに、中国とロシアは軍事的な連携を強め、「台湾有事」への懸念も高まっている。直近の世論調査では、日本の防衛力強化を支持する声が不支持を上回った。
こうした中、政府は防衛3文書の改定を決定。果たして、この改定で何が変わるのか?混沌とする国際情勢の中、日本が目指すべき安全保障の姿について徹底検証する。
12月23日(金)
「コミュニケーション力の鍛え方 / 病気じゃないのに体調不良 その原因は?!」
ゲスト:岡本 純子(コミュニケーション戦略研究家)、松村 圭子(成城松村クリニック院長)
毎月第2・第4金曜日は、注目のニュースを、ゲストの論客とBS11解説委員のジャーナリスト・二木啓孝が独自の目線でニュースに切り込む『クロスアングル』と、『ニュースの雑学』の2つのコーナーをお届け。
『ニュースの雑学』のコーナーでは「美しい! 地域がつくるプロモーションビデオ」について。
『クロスアングル』では、政財界のトップを鍛えてきた『伝説の家庭教師』がコミュニケーション能力をアップさせる秘訣を伝授する。日本人は他国民に比べて、コミュニケーション力が低いらしい。会話が続かない、人前でしゃべるのは緊張する、自分の話なんて誰も聞きたがらない、そんな悩みを誰でもできる簡単な方法で解決へと導く。
もう一つの『クロスアングル』は『夫源病』について。病気と診断されないのに体調が悪い「妻」たちがいることをご存じたろうか?体がだるかったり、時には起きられないことも。そこで飛び出す彼女たちの「夫」の言葉。「病気じゃないんだろ?」「気合が足らないんだよ」etc. 番組では、年代別に女性がかかりやすい病気を紹介しながら、夫からの心ない言動が原因となる『夫源病』の実態と解決法を紹介する。夫婦仲をよくする処方箋として、男女共に是非知ってほしい。