第28話 切なき復讐の鬼
紅子(安達祐実)は自分を、そして妹の藍子(寺本純菜)を見捨てた清瀬家を訪ねる。驚いたことに、太一(久保山知洋)が麗華(木下あゆ美)と結婚。子どもも生まれ、後継者として安穏と暮らしていた。自分の訪問を迷惑がる太一に、紅子は土下座して、家に戻してくれと頼む。全ては藍子の無念を突きつけ、清瀬の人間に復讐をするために。そんな矢先、紅子は実家の長屋が取り壊されるのを知らされる。母の帰る場所がなくなる......紅子は清瀬家の権利書を持ち出し、金に換えようとするが、その動きにミツ(赤座美代子)が疑惑を抱く。そんな時、武蔵野の別邸で、紅子は真彦(鳥羽潤)と再会する。紅子の中の真彦への思いが溢れ出しそうになるが、真彦は世捨て人のように全てから目をそらして暮らしていた...。