第27話 蛾の選択
警察が凛子(安達祐実)殺害の容疑で、紅子(安達祐実)と真彦(鳥羽潤)を逮捕にくる。匿名の密告があり、凛子の遺体も発見されたという。その頃、真彦は紅子のために太一(久保山知洋)の命を奪おうと、別邸に向かっていた。清瀬家を守るために、そして真彦を止めるために、紅子は自分一人ですべての罪を背負い、逮捕される。一ヵ月後、刑務所の紅子のもとへ、藤堂(石川伸一郎)が面会に来る。真彦が紅子を棄て、姿を消したことを告げる藤堂。清瀬家も紅子と絶縁、紅子の実家への援助もやめたという。和子(谷川清美)や藍子(寺本純菜)の行く末を思い、暗澹たる気持ちになる紅子...。四年後。昭和16年、春......。詐欺罪の刑を終え、出所した紅子を待っていたのは...。