#13 父との再会
地質学者ハンフリー・ブリーンの遺体が発見される。現場に到着したマードックを待っていたのは北西騎馬警察のジャスパー・リニー巡査部長。ブリーンの遺体は一見事故死に見えるが実は巧妙に偽装されているのだと彼はいい、遠くブリティッシュ・コロンビアの分析者ユライア・ドークスの死と関わりがあるはずだと主張する。ドークスはブリーンが雇った分析者で、アルコナ鉱業がプリングル・クリークで計画している採掘事業のための鉱石サンプルを調査していた。ドークスの死もまた一見事故死に見えたが、不審に思ったジャスパーが遺体の所持品からマードックの名刺を見つけてトロントまでやってきたのだ。マードックはジャスパーの理路整然とした説明に反発を感じながらも協力して捜査を進める。