10月3日~10月7日

10月3日(月)
「試練の臨時国会始まる 政権1年岸田首相の外交を問う」

ゲスト:柳澤 秀夫(ジャーナリスト / 元NHK解説委員)、太田 昌克(共同通信編集委員)

臨時国会が開幕し、10月4日で発足1年となる岸田政権を「外交」で振り返る。
岸田首相は、外務大臣を歴代最長の4年7カ月も務め、首相就任時には「新時代リアリズム外交」を打ち上げた。また、NPT核拡散防止条約再検討会議に日本の首相として初めて出席し、国連総会では「核なき世界」の実現を訴えた岸田首相だが、果たして、国際社会に「外交の岸田」の存在感を発揮できたのだろうか...。
この1年、米中対立の激化やロシアのウクライナへの侵攻など、世界情勢を揺るがす出来事が相次いだ。また、日本は、中国や韓国・北朝鮮、さらにロシアに囲まれ、地政学的リスクを抱えている。
岸田首相の外交力を検証し、いま求められる首相の外交手腕とは何か考える。


10月4日(火)
「北朝鮮ミサイルが日本通過!北軍事技術を徹底分析」

ゲスト:河野 克俊(前統合幕僚長)、黒井 文太郎(軍事ジャーナリスト)

北朝鮮は4日午前7時22分ごろ、弾道ミサイル1発を発射。
ミサイルは青森県付近の上空を通過し、約20分間で約4600キロ飛行した。北朝鮮のミサイルとしては、飛行距離が過去最長で、日本上空を通過するのは2017年9月以来だ。
北朝鮮はミサイル発射だけでなく、近く7回目の核実験を行うと見られ、核兵器の小型化が進んでいる可能性もあり、核実験再開に踏み切れば、日本にとってはさらなる懸念材料となる。
北の軍事技術はどこまで進化しているのか?そして、日本はこの事態にいかに対処すべきか?専門家が徹底分析する。


10月5日(水)
「北朝鮮が弾道ミサイル挑発!? 金正恩氏の真意を分析」

ゲスト:辺 真一(コリア・レポート編集長)、李 相哲(龍谷大学 社会学部教授)

北朝鮮が4日に発射した弾道ミサイルは、過去最長の飛行距離とみられ、2017年9月以来5年ぶりに日本上空を通過した。
北朝鮮のミサイル発射は今年に入って23回目。このうち、先月25日以降は、1週間の間に4回も弾道ミサイルなどを発射している。相次ぐミサイル発射で、挑発行為を加速させる金正恩総書記の真意とは?
また、ICBM(大陸間弾道ミサイル)や、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の発射準備の兆候や、近く再開が懸念される7回目の核実験の懸念は現実となるのか...。
北朝鮮に詳しい専門家が、相次ぐ軍事的挑発の背景と思惑を徹底分析する。


10月6日(木)
「高齢者の『小さな仕事』が日本を支える」

ゲスト:楠木新(人事・キャリアコンサルタント)、坂本貴志(リクルートワークス研究員)

超高齢社会の日本。定年後の生活に不安を抱く人は少なくない。
総務省が発表した最新の統計によると、65歳以上の就労者は、過去最多の909万人。65~69歳に至っては半数以上が働いている。 定年後、生活のために働かざるを得ないという現実もある一方で、高齢者向けの「小さな仕事」が日本社会を支えているという一面も示している。しかも、現役時代より仕事にやりがいを感じている人が増えているというのだ。
一方、今後も増える高齢者就業に対応するためには、働き方や仕事と賃金をどうするかなど課題も多い。
シニアが「小さな仕事」で月10万円稼ぐ時代の幸せを考える。


10月7日(金)
「ヤングケアラーの実態と対策」

ゲスト:持田 恭子(ケアラーアクションネットワーク協会 代表理事)

毎月第1・第3金曜日は、ジャーナリストの岸田雪子が、月曜~木曜日で扱う政治・経済・国際問題や安全保障といった硬派なテーマにとどまらず、子育て・教育・カルチャー・スポーツなど、身近なテーマを生活者目線で取り上げ、分かりやすくかつ 週末を迎える視聴者がホッと一息つけるような、明るい未来志向のスタンスでお送りしていきます。
若くして家族の介護などをしなくてはいけない子どもたち、いわゆる「ヤングケアラー」について、いま社会で大きな問題となっている。政府もようやく問題の重要性を認識し、自治体に対策を求めてきた。また民間のヤングケアラーを支援する動きも出てきている。ヤングケアラーの実態といま本当に必要な対策とは何か。自身も元ヤングケアラーでヤングケアラーをはじめ家族のケアをする人を支援する団体を立ちあげたケアラーアクションネットワーク協会・代表理事の持田恭子さんに聞く。