#9 自宅療養
殺人事件の捜査中に大ケガを負ったマードックは、当分の間、キッチン夫人の下宿屋で自宅療養することになる。マードック不在中、クラブツリーが刑事代理として事件の捜査を引き継ぐことになる。被害者はピエール・ラルー。遺体発見現場の目の前にあるフランス料理店シェ・ピエールのオーナー・シェフだった。検死の結果、ピエールの胃から本人の指が出てくる。遺体を確認したピエールの元共同経営者ブリッグハウスは、ピエールは調理中の事故で指を切り落とし、スタッフへの教訓のためにその指を酢漬けにしていたと語る。