第63話
直也は瑠璃子にプロポーズの返事を聞く。承諾してくれるものと思っていたが、結婚できないと言われ、唖然とする。理由を問い質すと、商売を優先させたいという。直也は納得できない。その頃、種彦は美奈子から瑠璃子の病気を知らされ、泣き続けていた。瑠璃子は光一に自分の病気を知らせる。光一は直也に、瑠璃子のことは諦めてほしい、と告げる。理由を問い詰められるが、今は言えない、と口をつぐむ。直也はもう一度瑠璃子と話し合う。瑠璃子は十三年前、駆け落ちをするために落ち合った修善寺の旅館へ行きたいといい、直也もあの場所からスタートをやり直そうとする。