4月4日~4月8日
4月4日(月)
「ロシアのウクライナ侵略で国際秩序は崩壊へ!?」
ゲスト:小原 凡司(笹川平和財団上席研究員)、太田 昌克(共同通信論説委員)
世界中を驚かせたロシアのプーチン大統領が仕掛けたウクライナへの侵略戦争は、第2次世界大戦後、微妙なバランスでかろうじて成り立っていた国際秩序を崩壊させかねない暴挙だった。
ウクライナ侵略は......冷戦構造崩壊後の「新たな分断」の始まりなのか?米国など民主主義陣営と中国など強権・専制主義陣営からなる「二極化」を加速させるのか?中国の台湾侵攻を誘発するなど、世界中で「力による現状変更」を頻発させる起爆剤となったのか?
ウクライナをめぐる最新情勢を探ると共に、国際社会の近未来を専門家が徹底検証する。
4月5日(火)
「米欧が描くウクライナ戦争終結シナリオの舞台裏」
ゲスト:古森 義久(産経新聞ワシントン駐在客員特派員)、前嶋 和弘(上智大学総合グローバル学部教授)
米国のバイデン大統領が、ロシアのプーチン大統領に対して「この男を権力の座に留まらせてはいけない」と、露政権転覆を強く示唆する発言が波紋を広げた。
直後に、露政権転覆の意図はないと弁解したが、原稿にはなかったアドリブ発言に、国内や同盟・友好諸国からは懸念の声が相次いだ。プーチン大統領が過剰反応し、ウクライナ攻撃をさらに激化させかねないリスクをはらむためだ。武器供与や情報提供でウクライナを支援する米国だが、失言癖のあるバイデン大統領が戦況を悪化させる懸念はないのか?
米国政治に精通する専門家が、バイデン米政権が描く「戦争終結」へのシナリオ......など、ホワイトハウスの舞台裏に迫る。
4月6日(水)
「ウクライナ戦争で中露の脅威が極大に 検証!日本防衛強化策」
ゲスト:森本 敏(拓殖大学顧問 / 元防衛相)、小原 凡司(笹川平和財団 上席研究員)
ロシア国防省は今月1日、不法占拠する我が国固有の領土=北方領土の国後島と択捉島で、ロシア軍将兵1000人以上&車両約200台が参加する軍事演習を開始したーと発表した。ロシア軍は先月25日にも北方領土を含む地域・海域で3000人以上を動員し、敵の上陸作戦を撃退する演習を行うなど、西側陣営と共に対露経済制裁を科す日本への揺さぶりを強めている。
北方領土周辺でのロシアによる威嚇に加え、沖縄県・尖閣諸島周辺では、依然として中国海警局の艦船が日本の領海侵入を繰り返す。
日本列島は北から南まで、強権・専制主義国家の脅威にさらされているのだ。
ウクライナ侵略などで、大量破壊兵器使用のハードルが著しく下がる中、岸田政権はロシア・中国の魔手にどう対処していくのか?
安全保障の専門家が、日本の安全保障強化策について提言する。
4月7日(木)
「ロシアのウクライナ侵略が引き起こす家計の危機!」
ゲスト:熊野 英生(第一生命経済研究所首席エコノミスト)、加谷 珪一(経済評論家)
ロシアによるウクライナ侵略に対し、西側諸国は対露経済制裁を行なっている。
日本も金融・貿易面などで制裁を科しているものの、同時に経済的不利益という"返り血"も浴びている。しかも、ロシアはエネルギー&穀物などの輸出大国。従って、エネルギー&穀物価格などの世界的な高騰を誘発→日本国内でも4月に入り値上げラッシュに見舞われ→インフレが家計を直撃している。折あしく、円安の進行もあり、インフレに歯止めがかかる気配はない。
インフレはウクライナ侵攻のみによって生じたのではない。日本経済が直面する様々な問題が顕在化した結果なのだが、日本経済を立て直すにはいかなる"処方箋"が必要なのか?専門家が提言する。
4月8日(金)
「落語で解かる『初めての相続』&『オッサンの壁』って何!?」
ゲスト:参遊亭 英遊(石倉 英樹 公認会計士 / 税理士)、佐藤 千矢子(毎日新聞論説委員)
毎月第2・第4金曜日は、注目のニュースを、ゲストの論客とBS11解説委員のジャーナリスト・二木啓孝が徹底解説する「NEWS勘どころ」、ゲストが独自の目線でニュースに切り込む「クロスアングル」、そして気になる新聞記事を深堀りする「ニュースのツボ」の、3つのコーナーをお届け。
今回の「クロスアングル」は難しいと思いがちな相続について、落語スタイルで解かり易く説明している公認会計士・税理士に聴く。相続税ってどのくらい払うの?親族間で揉めないための準備は?など、多くの現場を見てきた専門家が、楽しく指南する。
もう一本の「クロスアングル」は、全国紙初の女性政治部長となったゲストが、仕事の現場で体験してきた「オッサンの壁」について証言する。「オッサンの壁」とは何か?「壁」の壊し方は?体験に基づいたエピソードを聴きながら、「誰もが生きやすい社会」の在り方を考える。