第16話 母親の愛人
富貴子は、鏡子とよりが戻ったのではないか、と豊樹を問い詰める。豊樹はしらばくれるが、逆上した富貴子は離婚を口走る。そのとき、冬子が危篤だという連絡が入る。二人は病院へ駆けつけ、鏡子の家に泊まっていた香世も呼び寄せる。まもなく、冬子は、「赤ちゃんのときに攫われた姉がいる......」と香世に言い残して、息を引きとる。香世が豊樹の子だと知り、鏡子は驚愕。ぼたんに香世とはもうつき合わないよう言い聞かせる。冬子の通夜の当日、淋しさのあまり、香世はぼたんを呼び寄せる。そこで、ぼたんは豊樹と再会。母の浮気相手だったので、ショックで飛び出す。