第46話 皇帝の思惑
今夏が都に戻ると陸繹との仲を知らない袁陳(えんちん)氏は、易(えき)家との縁談を強引に進めようとする。しぶしぶ見合いに出かけた今夏だが、偶然同じ店にいた陸繹にその様子を目撃されてしまった。一方、朝廷では皇帝が望む瞻星観(せんせいかん)建立に対し、戸部からは巨額を投じれば国庫が破綻すると異議が出ていた。不満をあらわにした皇帝は工部の厳世蕃に建設の是非を詰問。建設するならば正月以降にとお茶を濁す厳世蕃に年内の着工を請け負わせる。
今夏が都に戻ると陸繹との仲を知らない袁陳(えんちん)氏は、易(えき)家との縁談を強引に進めようとする。しぶしぶ見合いに出かけた今夏だが、偶然同じ店にいた陸繹にその様子を目撃されてしまった。一方、朝廷では皇帝が望む瞻星観(せんせいかん)建立に対し、戸部からは巨額を投じれば国庫が破綻すると異議が出ていた。不満をあらわにした皇帝は工部の厳世蕃に建設の是非を詰問。建設するならば正月以降にとお茶を濁す厳世蕃に年内の着工を請け負わせる。