1月24日~1月28日

1月24日(月)
「感染大爆発!オミクロン株の正体と対策~規制強化か共生か?」

ゲスト:尾﨑 治夫(東京都医師会会長)、寺嶋 毅(東京歯科大学市川総合病院呼吸器内科部長・教授)

新型コロナウイルス・オミクロン株の感染者は昨年末の減少から急転し、今年に入り爆発的に拡大。全国で第五波の最高値を超え、3万人を突破した。政府は16都県に「蔓延防止等重点措置」を適用したが、今後の適用自治体増加が確実視されている。
「感染力が強い」と言われる一方で「重症化率は低い」傾向が見られることから、一部に現状を楽観視する議論も。しかし、極めて急速な爆発的感染拡大で、医療機関の機能はぎりぎり維持されている状況だ。
オミクロン株の正体とは?第五波までの対策上の教訓とは?オミクロン株の特徴に即した対策とは?
専門家が解説&提言する。


1月25日(火)
「中国包囲網とゼロコロナ失速!祝祭ムード乏しい北京五輪開幕へ」

ゲスト:近藤 大介(講談社「現代ビジネス」編集次長)、前嶋 和弘(上智大学総合グローバル学部教授)

北京冬季五輪の開幕が来週2月4日に迫る。だが、北京や天津など各地で新型コロナウイルス・オミクロン株が感染拡大し、習近平政権の「ゼロコロナ政策」は失速し始めた。
一方、バイデン米政権は苛烈な人権弾圧に抗議して、北京五輪に政府幹部を派遣しない「外交的ボイコット」を決めた。ところが、米EV(電気自動車)大手テスラが、弾圧の舞台と化している新疆ウイグル自治区ウルムチ市にショールームを開設するなど、米中対立は企業も巻き込み新たな展開に突入した。
コロナ禍と中国包囲網の中で開かれ、祝祭ムードに乏しい祭典の行方は?米中対立は今年、どこまで激化するのか?
バイデン大統領と習国家主席、それぞれが胸中に秘める思惑を専門家が読み解く。


1月26日(水)
「敵基地攻撃能力の保有は是か?非か? 岸田政権の脅威認識を問う!」

ゲスト:森本 敏(拓殖大学顧問 / 元防衛相)、黒井 文太郎(軍事ジャーナリスト)

北朝鮮は今年に入り、弾道ミサイルを日本海に向けて続けざまに発射。そのうち、変則軌道を描き、音速をはるかに超えたミサイルについて、北朝鮮側は「極超音速ミサイル」だと表明している。極超音速ミサイルは、現在のミサイル防衛網では迎撃が難しい。
北朝鮮の挑発行為に対して、岸田文雄首相は17日の施政方針演説で「いわゆる敵基地攻撃能力を含め、あらゆる選択肢を排除せず、現実的に検討する」と述べた。先週末に開かれた日米首脳テレビ会談においても「国家安全保障戦略を改定し、防衛力を抜本的に強化する」との決意を米国側に伝え、バイデン大統領も歓迎する考えを示した。
敵性国家の領域内にあるミサイル発射拠点などを破壊できる「敵基地攻撃能力」は、政策判断として持たないと説明してきた政権も過去に存在したが、果たして岸田政権は保有に向けて舵を切るのか? 安全保障の専門家が岸田政権の脅威認識を徹底検証する!


1月27日(木)
「突っ込みどころ満載オミクロン国会!「聞く力」で応戦?岸田首相」

ゲスト:新藤 義孝(自民党政調会長代理)、小川 淳也(立憲民主党政調会長)

全国各地で新型コロナウイルスの新規感染者数は増え続け、過去最多を更新。政府は「蔓延防止等重点措置」の対象地域を拡大している。
しかし、検査キットは不足し、外来医療もひっ迫し始めている。「3回目のワクチン接種前倒し実施」も遅れ気味だ。一方、政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長は「ステイホームなんて必要ない」との発言を「状況がさらに悪化すれば、さらに強い対策が必要」へと軌道修正。厚生労働省は病床ひっ迫を防ぐため、重症化リスクの低い若年層は医療機関を受診せず、自らが検査した結果を報告した上で自宅療養することを認めた。
岸田文雄首相は「先手先手」を強調してきたが、政府や専門家の対コロナ戦略はスピード感や一貫性に欠ける。自治体や国民の判断に委ねる部分も少なくない。
オミクロン対策の他にも「国交省の統計書き換え」など、解決すべき問題が山積する今国会。与野党幹部をゲストに、徹底討論する。


1月28日(金)「タカラベnews&talk」
「西武グループ 逆境下での再建戦略とは!?」

ゲスト:後藤 高志(西武ホールディングス代表取締役社長)

2006年に設立された西武ホールディングスを持ち株会社として西武鉄道やプリンスホテル、西武プロパティーズを中心に812社で構成され順調に躍進してきた西武グループ。しかし全世界に蔓延する新型コロナウイルスの影響で西武グループの各事業では大きな方向転換を余儀なくされている。
Withコロナの時代に、公共性の高い事業を営む西武グループをどう舵取りしていくのか?西武ホールディングスの後藤高志社長にグループの今後について聞く。