12月27日~12月28日

12月27日(月)
「総括!2021年の世界~米中対立の現状と今後の行方」

ゲスト:中林 美恵子(番組コメンテーター / 早稲田大学教授)、富坂 聰(拓殖大学 海外事情研究所教授 / ジャーナリスト)

2021年の世界は緊迫の度を強めながら、暮れようとしている。
振り返れば2021年は、アメリカで政権交代が実現し、民主党・バイデン政権誕生で始まった。バイデン政権は、共和党・トランプ前政権の対中強硬路線から決別し、協調外交に転換するとの観測も少なくなかったが、現実は大いに違った。実際、世界は米中対立の激化に象徴される「新冷戦」という、"爆発"の可能性も否定できない"火薬庫"を抱えながら、年を越すことになる。
とりわけアジアは、中国・習近平政権が隠さなくなった「武力による台湾併呑」、中国と関わりの深い北朝鮮・金正恩政権が強行する「核・ミサイル開発を主軸とする軍事挑発路線への回帰」など、米中対立の「主戦場」と化した。
中でも日本は、安全保障と経済の両面で「主戦場の最前線」に立たされている。
2021年を専門家が検証し、今後の国際情勢と日本の命運を探る。


12月28日(火)
「総括!2021年の政治 短命か長期か?岸田文雄政権の近未来」

ゲスト:山田 恵資(時事通信社解説委員)、中北 浩爾(一橋大学教授)

コロナ禍で目まぐるしく動いた2021年の政治。
ワクチン接種が進む傍ら、感染状況が内閣支持率と連動し、コロナ対応への批判を受ける形で菅義偉首相が退陣した。菅氏退陣を受け、激戦となった自民党総裁選の結果、岸田文雄政権が誕生。4年ぶりに行われた衆議院選挙では、各種世論調査結果をあざ笑うかのように自民党が絶対安定多数を確保した。
一方、鳴り物入りで舵を切った野党共闘は不発に終わり、立憲民主党は党首交代という事態に。かくして、永田町の風景は激変した。
各党は舞台裏で、いかなる駆け引きや権力闘争を繰り広げていたのか?岸田政権は長期政権となるのか?短命に終わるのか?
今年の政治を総括し、来年夏の参議院選挙へ向けた与野党の攻防を展望する!