第27話 計り知れぬ夫の心
葛勒可汗に保護され回紇の王宮に滞在していた沈珍珠であったが、獄中死した東則布の敵討ちのため王宮に忍び込んだ阿奇娜に危うく殺されかける。その時、偶然部屋に入ってきた李俶は、珍珠をかばって阿奇娜に刺され、間もなくして意識を失ってしまう。阿奇娜の刀には4種類の猛毒が塗られていたが、回紇の医者はすべての毒の種類を突き止めることができないため、解毒剤を作れないと言う。目覚めない夫を前にして珍珠は複雑な思いを抱くのであった。
葛勒可汗に保護され回紇の王宮に滞在していた沈珍珠であったが、獄中死した東則布の敵討ちのため王宮に忍び込んだ阿奇娜に危うく殺されかける。その時、偶然部屋に入ってきた李俶は、珍珠をかばって阿奇娜に刺され、間もなくして意識を失ってしまう。阿奇娜の刀には4種類の猛毒が塗られていたが、回紇の医者はすべての毒の種類を突き止めることができないため、解毒剤を作れないと言う。目覚めない夫を前にして珍珠は複雑な思いを抱くのであった。