10月4日~10月8日
10月4日(月)
「岸田文雄首相誕生 国益守る外交姿勢を問う!」
ゲスト:中谷 元(自民党衆議院議員 / 元防衛相)、中林 美恵子(早稲田大学社会科学総合学術院教授 / 番組コメンテーター)
自民党新総裁に選出された岸田文雄・前政調会長。この番組が放送される日、首班指名を受け、第百代内閣総理大臣に就任する。安倍晋三長期政権の下で外務・防衛両大臣を歴任した岸田氏だが、現在日本を取り巻く外交・安全保障環境は、第2次世界大戦後、最悪レベルの"キナ臭さ"が立ち込める。「激化が止まらない米中対立」に加え、「中国の軍事膨張と実現性を増す台湾有事」「北朝鮮の挑発的なミサイル発射」「北朝鮮に日本と結束して対抗するべき韓国との戦後最悪と言われる関係」......など、いずれも戦略や政策の選択を誤れば、日本の国益に超ド級の損害を与える。激動の世界情勢にいかに対応し、いかに乗り越えていくのか?専門家と共に答えに迫る!
10月5日(火)
「「岸田さんの顔をした安倍内閣」を払拭できるか?」
ゲスト:伊藤 惇夫(政治アナリスト)、鈴木 哲夫(ジャーナリスト / 番組コメンテーター)
岸田文雄新政権が船出した。党人事・閣僚人事では、若手や女性の登用で"岸田カラー"をアピールしたが、「派閥への配慮」や「論功行賞」を避けられなかった新政権の微妙な立場も浮かび上がらせた。一方、息つく暇もなく、衆議院選挙が間近に迫る。岸田首相は臨時国会会期末の今月14日に衆議院を解散し→19日公示→31日投開票の日程を固めたようだ。岸田首相は「国民に丁寧に説明する」と公言するが、果たしてぶれずに決断を下して、国民に響く政策を打ち出せるのか?強い影響力を持つ安倍晋三&麻生太郎両元首相への過剰な配慮は、新政権の求心力低下を招き、国民離れを誘発しないか?衆院選の行方と永田町の最新動静を専門家が解説する。
10月6日(水)
「コロナ第6波は防げるか「岸田4本柱」徹底解剖!」
ゲスト:尾﨑 治夫(東京都医師会会長)、岸田 雪子(ジャーナリスト / 番組コメンテーター)
100代目となる岸田文雄首相が4日に就任し、新政権が発足した。閣僚人事のうち、新型コロナウイルス対策を担う厚生労働相・経済再生担当相・ワクチン担当相の3大臣は、いずれも初入閣となるフレッシュな顔ぶれとなった。ただ、晩秋~冬にかけて"感染第6波"への懸念が指摘される中、コロナ関連の担当大臣が総入れ替えとなった人事を疑問視する声も一部に上がる。一方、岸田首相が新型コロナ対策として掲げたのが①医療難民ゼロ②ステイホーム可能な経済対策③電子的ワクチン接種証明の活用と検査の無料化・拡充④感染症有事対応の抜本的強化ーからなる「岸田4本柱」だ。果たして、この「4本柱」の早期実現は可能なのか?第5波の教訓を活かし、第6波へいかに備えるべきなのか?菅義偉政権同様に、多くの難題を抱えたまま船出する岸田政権。順風満帆な政権運営に不可欠なコロナ対策について、専門家が提言する。
10月7日(木)
「長期政権は官房長官次第?新長官の実力を大解剖!」
ゲスト:大下 英治(作家)、須田 慎一郎(経済ジャーナリスト / 番組コメンテーター)
本格始動した岸田文雄政権。自身が宣言する「新時代共創」内閣には、当選3回の若手を含め13人が初入閣した。フレッシュさが強調される一方で、安定感に欠けるのではという懸念も。組閣翌日には「野球で言うならばプレイボール直後の緊張感を感じている」と、岸田首相は心境を語るが、注目されるのが『内閣の要』、野球ならキャッチャーにも例えられる官房長官の存在だ。文部科学相などを務めた松野博一氏が就任したが「コロナ対策」「経済対策」「目前に迫った総選挙」など、課題山積の岸田内閣を支える"右腕"と成り得るのか?過去の長期政権には、辣腕を振るった官房長官の姿があったが、松野官房長官の手腕やいかに?岸田政権の行方を、官房長官の存在から考える!
10月8日(金)
「"コロナ時代"の旅行&デジタル化の"落とし穴"」
ゲスト:鳥海 高太朗(航空・旅行アナリスト)、堤未果(国際ジャーナリスト)
注目のニュースを、ゲストの論客とBS11解説委員のジャーナリスト・二木啓孝が徹底解説する「NEWS勘どころ」、ゲストが独自の目線でニュースに切り込む「クロスアングル」、そして気になる新聞記事を深堀りする「ニュースのツボ」の、3つのコーナーをお届け。
今回の「クロスアングル」は"Withコロナ時代"の海外旅行事情について考える。日本でも緊急事態宣言が解除され、社会生活が元に戻りつつある。心の中で希望と不安がない交ぜになる中、多くの人が知りたいのは「海外旅行にはいつ行くことができるのか?」。以前と比べ「海外旅行事情はどう変わっていくのか?」にも関心が集まっている。海外の社会生活がどう変わり、現地の人々はどんな生活を送っているのか......一足早く、取材で海外を訪れた航空・旅行の専門家がリアルな実体験を語る。
一方、9月に発足したデジタル庁は上手く機能するのか?デジタルに詳しいジャーナリストが「日本国内における個人情報は無防備な状態に置かれている」と"デジタル化の落とし穴"を指摘し、警告を鳴らす。