第14話 疲弊した心
宇文邕(うぶんよう)がまた宇文覚(うぶんかく)に痛めつけられたと聞いて彼の元を訪れた伽羅(から)。彼女はそこで宇文邕の愛を確かめるが、自分と一緒になっては彼が謀反を疑われると考え、同州へ帰る彼を見送ったのだった。そして、楊堅(ようけん)も蒲阪へ帰り、一人になった伽羅は父親の看病と独孤(どっこ)家の切り盛りに明け暮れる。だが、その心はすっかり弱り切っていて...。
宇文邕(うぶんよう)がまた宇文覚(うぶんかく)に痛めつけられたと聞いて彼の元を訪れた伽羅(から)。彼女はそこで宇文邕の愛を確かめるが、自分と一緒になっては彼が謀反を疑われると考え、同州へ帰る彼を見送ったのだった。そして、楊堅(ようけん)も蒲阪へ帰り、一人になった伽羅は父親の看病と独孤(どっこ)家の切り盛りに明け暮れる。だが、その心はすっかり弱り切っていて...。