7月5日~7月9日

7月5日(月)
「激やせ金正恩氏!? 最新動向で読み解く北朝鮮」

ゲスト:五味 洋治(東京新聞 論説委員)、豊田 祐基子(共同通信 特別報道室次長)

先月末、金正恩総書記に関して北朝鮮の国営放送が久々に報じたのは、その"激やせぶり"に驚き悲しむ市民の声だった。この前代未聞の報道の裏に何が隠されているのか?
一方、米国のバイデン大統領の「対話」の呼びかけに対し、正恩氏の妹・与正氏は呼びかけを嘲笑するがごとき声明を発表した。与正氏の一見すると強気な声明は、北朝鮮国内で起きている「何か」を反映したものなのか?新型コロナの感染拡大で朝鮮労働党幹部の大粛清が起きている可能性は?
米朝協議や日朝関係、拉致問題の展望なども交え専門家と共に徹底検証する。


7月6日(火)
「中台統一へ猛進の中国 台湾有事に日本備えは?」

ゲスト:薗浦 健太郎(自民党副幹事長 / 元総裁外交特別補佐)、伊藤 俊幸(金沢工業大学大学院教授 / 元海将)

中国共産党創立100周年の式典で、習近平総書記(国家主席)は、米国が支援を強化する台湾について「祖国の完全統一を実現することは党の歴史的任務」と言い切り、中台統一に強固な意欲を示した。
一方、バイデン米政権は、かねてより、中国の台湾侵攻を近い将来に起こりうる現実の脅威と位置付け、危機感を強めている。台湾をめぐる米中の将来的な衝突は不可避なのか?
さらに、「中国海警局の船舶が尖閣諸島周辺の領海へ侵入を繰り返しているのは、台湾侵攻への橋頭保を築くため」といった分析も米軍と自衛隊の間で浮上し、「台湾有事=日本有事」との共通認識が次第に確立し始めている。
台湾有事に日本はいかに対処すべきか?台湾問題における米中の今後の出方や、日本の対中外交・安全保障政策を検証する。


7月7日(水)
「五輪に数千人の医療従事者 地域医療との両立は?」

ゲスト:八木 正晴(昭和大学病院医師 / 東京五輪お台場海浜公園競技会場 医療責任者)、寺嶋 毅(東京歯科大学市川総合病院 呼吸器内科部長 / 教授)

東京オリンピックの開幕まで残り約2週間となったが、都内では新型コロナウイルスの感染者が増加に転じている。また、来日した選手や関係者から陽性者も出ている状況だ。こうした実情を踏まえ、開催都市・東京都や大会を主催するIOC(国際オリンピック委員会)などで構成する五者協議は今週、一部競技を無観客へと変更するか否かも議論する。
競技会場の医療・感染防止態勢は万全と言えるのか?多数の医療機関が数千人規模の医療従事者を競技会場などに派遣することになるが、オリンピックと地域医療との両立はできるのか?オリンピックを取り巻く医療の現状と問題について検証する。


7月8日(木)
「自民が総選挙に勝つには?都議選の"敗因"に答え」

ゲスト:柴山 昌彦(元文部科学大臣 / 自民党幹事長代理)、鈴木 哲夫(ジャーナリスト)

国政選挙の前哨戦とも位置付けられる東京都議選。自民党は第一党に返り咲いたが、当初50議席台という予測もあった中、33議席にとどまった。都議選期間中に起きた、東京における新型コロナ感染者のリバウンドやワクチン不足が"敗因"とする分析もあるが、それだけなのか?総括されないままの「政治とカネ」の問題や、秋までに行われる総選挙に向けた公認争いといった「党内政局」に対し、新型コロナ感染症に苦しむ国民が反発した側面もあったのではないか?
総選挙への危機感が高まっている自民党が、政権与党として真正面から取り組むべき課題や政策を考える。


7月9日(金)
「総選挙をいかに戦うのか?菅義偉首相」

ゲスト:江上 剛(作家)、伊藤 惇夫(政治アナリスト)

注目のニュースを、ゲストの論客とBS11解説委員のジャーナリスト・二木啓孝が徹底解説する「NEWS勘どころ」、ゲストが独自の目線でニュースに切り込む「クロスアングル」、そして気になる新聞記事を深堀りする「ニュースのツボ」の、3つのコーナーをお届け。
今回の「クロスアングル」は、秋までに行われる「総選挙」がテーマ。自民党は総選挙の前哨戦とも位置付けられる東京都議選挙で完勝できなかった。自民党総裁でもある菅義偉首相は、総選挙の勝利に向け選挙戦術をどう立て直すのか?国民に響く公約とは?などをゲストに聞く。
もう一つのテーマは「銀行を巡る様々な動き」。みずほ銀行が3度目となる大規模なシステム障害を起こした。金融庁は近くみずほ銀行に業務改善命令を出すと言われている。なぜ、みずほ銀行だけがこのような大規模システム障害を起こすのか?原因はどこにあるのか?などに迫る。