最終話 未来への布石
稷はユエを励まそうと、趙王に和氏の璧と15城の交換を申し出る。使者の藺相如は稷が15城を割譲する意思がないことを見抜くと、和氏の璧を趙へ送り返し、王を欺いた罪で釜ゆでの刑を受けると申し出る。刑の執行を止めに入ったユエは藺相如の才覚を褒め称え、趙へ帰国させる。 ある日、夢の中で嬴駟と再会したユエは、陵墓の建設やそこに納める兵馬俑の準備を始める。ユエの死から約40年後、玄孫にあたる嬴政が天下を統一し、自らを始皇帝と名乗ることになる。
稷はユエを励まそうと、趙王に和氏の璧と15城の交換を申し出る。使者の藺相如は稷が15城を割譲する意思がないことを見抜くと、和氏の璧を趙へ送り返し、王を欺いた罪で釜ゆでの刑を受けると申し出る。刑の執行を止めに入ったユエは藺相如の才覚を褒め称え、趙へ帰国させる。 ある日、夢の中で嬴駟と再会したユエは、陵墓の建設やそこに納める兵馬俑の準備を始める。ユエの死から約40年後、玄孫にあたる嬴政が天下を統一し、自らを始皇帝と名乗ることになる。