第77話 秦楚の攻防
秦が15城を陥落したことで、楚は崩壊寸前となる。楚王が秦に捕らわれたのを機に、南后は息子の子蘭を王位に就けようとするが、黄歇や重臣の昭陽、屈原らがこれを阻止し、横太子を王に即位させる。楚の摂政となった屈原が都の守りを固め、連合軍と秦に対抗する策を講じたため、秦は楚から撤退する。 秦では戦の功績によって白起、魏冉、羋戎の他、義渠君との子である芾にも領土と爵位が与えられた。これに喜ぶ義渠君だったが、義渠をないがしろにするユエに不満を漏らす。一方、拘束していた羋槐が逃走したとの知らせが入る。