6月7日~6月11日

6月7日(月)
「コロナ・五輪・総選挙・菅後継 与野党論客に聞く」

ゲスト:林 芳正 (自民党参議院議員 / 元文部科学大臣)、馬淵 澄夫(立憲民主党衆議院議員 / 元国土交通大臣)

通常国会も最終盤を迎えている。3度目の緊急事態宣言が再々延長され、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が「普通なら開かない感染状態」と発言する中、50日後に迫る東京五輪。果たして予定通り行われるのか?
一方、4カ月後に任期切れが迫る衆議院議員。任期切れ前に解散総選挙が行われる可能性は極めて高い。総選挙の争点は?
さらに、早くも自民党総裁=首相を決める「ポスト菅」レースが水面下で始まっている。
コロナ禍と五輪開催の有無という、波乱要素に翻弄される政局の行方と展望とは?今求められる政治の責任と課題とは?閣僚を経験した与野党のベテラン論客二人を直撃する。


6月8日(火)
「戦略物資ワクチン攻防 中国は世界分断画策か」

ゲスト:河野 克俊(前統合幕僚長)、村井 友秀(東京国際大学特命教授 / 日本防衛学会会長)

いまやワクチンは、全世界で経済や社会を正常に回すために、不可欠な戦略物資となった。欧米は自国のワクチン確保に力を入れてきたが、対照的に、経済支援と絡めて途上国など80カ国以上にワクチン外交を展開するのが中国だ。また、台湾と外交関係のある国に対しては、ワクチン提供を材料に、台湾との断交を促すような言動に出る。
こうした世界分断の動きに、英仏など欧州も警戒を示し、インド太平洋地域へ艦船を派遣するなど、日米と共同歩調で対中包囲網を強める。
「ワクチン主導権争い」という新たな米中対立の行方は?日本政府が台湾へのワクチン供与に踏み切った背景とは?今後の外交・安全保障の新戦略を聞く。


6月9日(水)
「二年ぶり党首討論を検証! ポスト菅の行方は?」

ゲスト:角谷 浩一(政治ジャーナリスト)、鈴木 哲夫(ジャーナリスト)

ほぼ2年ぶりとなる党首討論。今回は新型コロナウイルスの感染を防ぐワクチン接種がようやく本格化した中で行われるが、未だ感染拡大の出口は見えていない。狙いすましたように、野党党首は菅義偉政権のコロナ対策を中心に厳しい質問を浴びせる構えだ。特に東京五輪を目前に控え、開催を主張する菅首相が、実施可能な根拠や具体的な感染対策を明確にできるかに注目が集まっている。
果たして野党党首は納得のいく答弁を引き出るのか?最新の支持率などから、ポスト菅は誰になるのかなどについても専門家が大胆予想する。


6月10日(木)
「コロナ対応で顕在化した『自治体格差』!」

ゲスト:仁坂 吉伸(和歌山県知事)、二木 芳人(昭和大学医学部 客員教授)

長期化する新型コロナウイルスの感染症拡大。1年半に及ぶ期間で顕在化したのは、コロナ対応における「自治体格差」だ。ワクチン接種率に関する都道府県別の比較では上位と下位で2倍以上の差が!接種率トップを維持し存在感を発揮しているのが和歌山県で、最下位の栃木県との差は3倍近い。2020年2月、国内初となる院内感染が起きた際にはPCR検査の対象を限定する国のスタンスに倣わず、全員検査を実施。海外メディアからも評価される「和歌山モデル」を確立した。今も尚、感染を抑え込んでいる和歌山県の仁坂吉伸知事をゲストに迎え、自治体格差の解決策を考える。


6月11日(金)
「五輪開催のリスクと韓国大統領選の候補者」

ゲスト:二宮 清純(スポーツジャーナリスト)、辺 真一(コリア・レポート編集長)

注目のニュースを、ゲストの論客とBS11解説委員のジャーナリスト・二木啓孝が徹底解説する「NEWS勘どころ」、ゲストが独自の目線でニュースに切り込む「クロスアングル」、そして気になる新聞記事を深堀りする「ニュースのツボ」の、3つのコーナーをお届け。
今回の「クロスアングル」は、いよいよ来月に迫った東京五輪。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が出ている中での開催について世論に賛否が渦巻く中、開催するリスクとは何か?IOC=国際オリンピック委員会が抱える根本的な問題とは何か?一方、来年3月に迫った韓国大統領選挙の候補者とはどんな人物なのか?各分野の専門家に聞く。