第23話 六百里
大王に叱責され倒れた羋姝だが、病ではなく懐妊だった。 早産ながら無事に男児を出産した樊少使を見舞ったミーユエは、足を踏み外したのは事故ではなく何者かの悪意であることを感じ取る。 楚から戻った張儀は、斉楚の同盟解消の見返りに六百里の地の割譲を約束したと報告する。600里の土地と勘違いした大王は舌切りの刑を命じるが、ミーユエが誤解を解く。張儀が交渉を成立させたことで公孫衍との確執は深まる。 割譲の件でだまされたと知った楚王は憤慨し、武関に兵を進める。魏夫人はこの機に息子の華公子を活躍させ、秦王の信頼を勝ち取ろうともくろむ。