4月5日~4月9日
4月5日(月)
「任期残り1年!韓国文在寅大統領の命運は...」
ゲスト:平井 久志(韓国 慶南大学極東問題研究所フェロー)、五味 洋治(東京新聞論説委員 / 元ソウル特派員)
米国のトランプ大統領との"仲介役"を自認し、北朝鮮に接近してきた韓国・文在寅政権だったが、トランプ氏が大統領選に敗れると、南北関係は急速に悪化。金正恩指導部は韓国に悪罵を浴びせ、短距離ミサイルに続き弾道ミサイルを連続発射した。誕生したバイデン米政権が「核・ミサイルの開発・保有をどこまで許容するのか」の瀬踏み段階に入ったと見られる。
一方、「南北融和」を最大の旗印にしてきた文政権は、内政でも正念場を迎えている。土地高騰が社会問題化して支持率が低下。間近に控えた二大都市首長選は、いずれも与党系市長の不祥事辞職を受けて行われるもので、劣勢を強いられている。どうする文政権!?韓国の情勢激変を受け、日韓関係に変化は?
4月6日(火)
「竹中平蔵vs.玉木雄一郎 激論!生活保障と財源」
ゲスト:竹中 平蔵 (慶應義塾大学名誉教授 / 元総務大臣)、玉木 雄一郎(国民民主党代表 / 衆議院議員)
コロナ禍で失業や困窮が広がる社会状況下、「ベーシックインカム」が注目されている。ベーシックは基本的、インカムは所得。文字通り、生活するのに必要な基本所得を国が「国民全員に、無条件で、現金で配る」というシステムだ。コロナ以前から、ベーシックインカムをめぐる議論は行われてきたが、再び論争に火をつけたのが、菅義偉首相のアドバイザーの役割を担う竹中平蔵・元総務相だ。竹中氏は「月7万円を支給。生活保護は不要、年金もいらなくなる」など、大胆な政策を提言する。
果たして、実現は可能なのか?肝心の財源は?ベーシックインカム導入で、いかなる社会が到来するのか?様々な課題が立ちはだかる中、提唱者を交え徹底討論する。
4月7日(水)
「ミサイル発射で挑発再開!金正恩総書記の思惑」
ゲスト:渡部 恒雄(笹川平和財団上席研究員)、磐村 和哉(共同通信社編集委員兼論説委員)
先月末、1年ぶりに短距離弾道ミサイル2発を日本海に向けて発射した北朝鮮。再び東アジアに緊張が走った。挑発行為を再開させた金正恩総書記の狙いとは?
一方、対北朝鮮政策の見直しを進めているバイデン米政権は、日米韓の安全保障担当の高官による3か国協議を主催し、北朝鮮の非核化実現や、日本人拉致問題の解決に向けての共同声明を出し、北朝鮮をけん制した。こうした中、菅義偉首相は来週、米国を訪れバイデン大統領と初めて対面での首脳会談を行い、北朝鮮問題についても協議する。
日本と米国は、北朝鮮の非核化をいかに進めるのか?日米両国は、中国にもすり寄る韓国と、対北朝鮮戦略で足並みをそろえられるのか?専門家を招き議論する。
4月8日(木)
「孤独や孤立...社会から切り離される人々&支援策」
ゲスト:上月 良祐(自民党孤立対策特命委員会 事務局長 / 参議院議員)、中室 牧子(慶應義塾大学総合政策学部教授)
密を避け、人と接触する機会を減らさざるを得ないコロナ禍の昨今、人々の「孤独や孤立」が社会・政治問題化している。コロナ禍で仕事を失い貧困に陥るケースや、家庭問題を誰にも相談できないケースなど、望んでもいないのに社会から切り離されてしまう人々が増加。20年度の自殺者も11年ぶりに増加に転じてしまった。
政府は新たに「孤独・孤立対策担当室」を新設し、坂本哲志・地方創生相が担当大臣に。問題解決に取り組むと同時に、NPO(特定非営利活動)法人の支援のため、新年度予算におよそ60億円が盛り込まれた。
果たして、官民が一体となったこの政策の効果は?専門家と共に考える。
4月9日(金)
「日米首脳会談の落としどころを探る」
ゲスト:吉崎 達彦(双日総合研究所 チーフエコノミスト)、金塚 彩乃(弁護士)
注目のニュースを、ゲストの論客とBS11解説委員のジャーナリスト・二木啓孝が徹底解説する「NEWS勘どころ」、ゲストが独自の目線でニュースに切り込む「クロスアングル」、そして気になる新聞記事をピックアップする「ニュースのツボ」の、3つのコーナーをお届けします。
今回の「ニュース勘どころ」は、来週に迫った日米首脳会談の落としどころについて、アメリカの政治・経済に詳しい双日総合研究所の吉崎達彦氏が分析。
さらに、フランスでの弁護士資格を持つ金塚彩乃さんに、フランスの最新のコロナ事情と、コロナ禍で行われる東京五輪・パラリンピックをフランス側がどう見ているかを聞く。