第18話 婚礼の儀
ミーユエは、鞭で打たれていた羊泥棒の幼い少年を引き取ると、狼に育てられたその子を狼(ろう)と名付ける。 義渠王はミーユエを自分の妃にするため返還を拒否するが、張儀の弁舌により、最終的に食糧と引き換えにミーユエを秦に返すことで合意する。 秦に到着後すぐに黄歇の遺体の捜索に向かうミーユエだったが、崖の下で彼の香袋を見つけ打ちひしがれる。二人で約束した諸国を巡る旅に出ようと準備するミーユエの元に張儀が現れ、羋姝を狙う者こそが黄歇の死の元凶であると説く。ミーユエは羋姝を守るため、そして黄歇の敵討ちをするため秦の王宮に留まることにする。