2月8日~2月12日
2月8日(月)
「緊急事態延長!感染と経済 真の両立とは!?」
ゲスト:黒岩 祐治(神奈川県知事)、小林 慶一郎(東京財団政策研究所研究主幹 / 政府分科会メンバー)
7日までの予定だった緊急事態宣言が、1カ月延長された。経済再生や東京五輪実現を目指す菅義偉政権にとっては、宣言解除という「出口」に政権の浮沈がかかる。
今回の宣言で、最も打撃を受けた飲食業界。去年春以降の業績悪化に加えての宣言長期化で、「もう限界だ」との悲鳴も...。
ただ、自粛協力への支援に関しては、国の財源に限界もある。果たして、感染対策と経済の両立は実現可能なのか? 政府分科会では、いかなる対策が話されているのか? 過去20年間、倒産件数・負債総額ともに減少傾向にある神奈川県の知事と、政府分科会のメンバーである経済の専門家に、両立実現に向けた方策を聞く。
2月9日(火)
「コロナ禍から生活を守る効果的支援策とは?」
ゲスト:国光 あやの(自民党衆議院議員 / 医師)、山井 和則(立憲民主党衆議院議員 / 元厚生労働大臣政務官)
緊急事態宣言が1カ月間延長された。菅義偉政権がコロナ対応で結果を出せるか否かは、夏の東京五輪開催の有無や秋までの衆議院選挙に著しく影響するため、政権にとっても踏ん張りどころの1カ月となる。
国民に「コロナ慣れ」「自粛疲れ」が広がる中、政権がどのような「出口戦略」を示し、どのような感染防止策と経済支援策をバランス良く打つのか?医療行政に詳しい与野党の国会議員が徹底討論する。
2月10日(水)
「コロナ禍で深刻化する看護師不足の実態」
ゲスト:山元 恵子(東京都看護協会 会長)、寺嶋 毅(東京歯科大学市川総合病院 呼吸器内科部長)
緊急事態宣言も手伝い、新型コロナウイルス新規感染者数は減少傾向にある。とは言え、依然高止まりが続く。医療現場の逼迫は収まらず、とりわけ、看護師不足は長い間、問題であり続けた。厳しい状況下で治療に当たる看護師。昨今は、コロナ対応による労働環境の悪化や感染リスクなどを理由に離職者が絶えないという。さらに、未曽有の規模となるワクチン接種の開始に伴い、現場に出ていない「潜在看護師」の掘り起こしなども必要なほど、多くの人材確保が急務となった。長引くコロナの最前線で働く、看護師を取り巻く現状と課題に迫る。
2月11日(木)
「東京五輪・パラリンピック開催の有無 最終決断は?」
ゲスト:玉木 正之(スポーツ文化評論家)、田中 雅美(シドニー五輪競泳女子400mメドレーリレー銅メダリスト)
開会式まで半年を切り、3月には聖火リレーが始まる予定の東京オリンピック。しかし、国内外とも新型コロナの感染拡大は続く。菅義偉首相はダボス会議で「人類がウイルスに打ち勝った証としての大会実現」を改めて表明したが、共同通信の世論調査では、今夏の開催に否定的な声が8割を超える。IOC(国際オリンピック委員会)や東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会も無観客での開催に向けたシミュレーションを始めているが、どんな形なら開催ができるのか?また、最も開催をのぞんでいるはずのアスリートも、その心境が揺れている。「無観客での開催」「再延期」「中止」。誰がいつ、どんな形で決断するのか?タイムリミットは迫っている。
2月12日(金)
「オリンピアンが語る東京五輪と日本経済」
ゲスト:千葉 真子(マラソンランナー / スポーツコメンテーター)、矢嶋 康次(ニッセイ基礎研究所 チーフエコノミスト)
注目のニュースを、ゲストの論客とBS11解説委員のジャーナリスト・二木啓孝が徹底解説する「NEWS勘どころ」、ゲストが独自の目線でニュースに切り込む「クロスアングル」、そして気になる新聞記事をピックアップする「ニュースのツボ」の、3つのコーナーでお届けします。
今回の「クロスアングル」前半は、新型コロナウイルス拡大に伴う緊急事態宣言が延長される中、開催の有無が注目される東京オリンピック・パラリンピック。「無観客」も視野に入れた議論も行われているが、選手はどう思うのか?オリンピアンであったマラソンランナーの千葉真子さんに、選手の本音を聞く。
「クロスアングル」後半は、日本経済の現状と今後の見通しについて、ニッセイ基礎研究所チーフエコノミストの矢嶋康次さんが分析。日本経済は、かつて経験したことがない新しい時代に入ったといい、日本経済回復のカギを明らかにしていく。