2月1日~2月5日
2月1日(月)
「バイデン政権始動~決然たる対中姿勢を貫けるのか!?」
ゲスト:春名 幹男(国際ジャーナリスト)、興梠 一郎(神田外語大学外国語学部 教授)
米バイデン政権が正式に発足。就任早々「パリ協定復帰」などの大統領令に署名するなど、バイデン氏はトランプ前政権と一線を画し、国際協調路線へと舵を切った戦略を、国内外へとアピールした。
一方で新閣僚人事を見ると、国務長官には「親中派」で本人も希望していたライス氏ではなく、バイデン氏の古くからの側近で「同盟重視派」のブリンケン氏が就任。そして通商代表部代表には、両親が台湾人のタイ氏が就任する見込み。これらの人事からは中国との和解は予想できないものの、中国の覇権を阻止する実行力は、未知数だ。
果たしてバイデン政権は、「新冷戦」と言われるほど中国に決然とした姿勢を貫いた前政権の対中戦略を引き継ぐのか?それとも?
米中の専門家を交えて、今後の米中関係を徹底検証する。
2月2日(火)
「北朝鮮が核挑発再開へ バイデンvs金正恩の因縁」
ゲスト:磐村 和哉(共同通信社 編集委員兼論説委員)、武貞 秀士(政治学者 / 拓殖大学大学院 客員教授)
父親と同じ位の「総書記」に就任し、権威付けを進める北朝鮮の金正恩氏は、軍事力増強の方針を強調し、米国を「最大の主敵」と位置づけ「屈服させる」と挑発した。
米国も「北朝鮮の核・ミサイル問題は深刻な脅威」と応酬し、早くも米バイデン新政権と北朝鮮は対立モードに突入した。
米国との非核化交渉が暗礁に乗り上げる中、日本にも脅威となる北朝鮮の核・ミサイル開発は、どこまで加速してしまうのか?
一方、北朝鮮に迎合する韓国・文政権は、今年に入り日本との関係修復を模索し始めた。その思惑は何か? バイデン新政権下で、再び緊迫度を増してきた朝鮮半島情勢の行方と、今後の米朝、そして日韓関係を読み解く。
2月3日(水)
「感染対策の決め手となるか?ワクチン接種の最前線」
ゲスト:古川 俊治(自民党新型コロナウイルスワクチン対策プロジェクトチーム事務局長 / 参議院議員)、加藤 哲朗(日比谷クリニック副院長 / 日本感染症学会専門医)
今月下旬からの接種開始が予定されている、新型コロナウイルスのワクチン。まずは医療関係者が接種対象となるが、広く国民に施されるのはいつ頃なのか?
また、副反応の有無や変異種への効果など、日本が契約しているファイザーほか海外3社製ワクチンの長所・短所は? 国民は接種するワクチンを選ぶことはできるのか? 川崎市で行われたシミュレーションでいかなる課題が浮上し、国や自治体の準備態勢はどこまで整ったのか?
不明な点だらけのワクチン接種の現状と対策について、専門家と検証する。
2月4日(木)
「病床確保にワクチン接種 増える負担に医療現場の本音は?」
ゲスト:尾﨑 治夫(東京都医師会 会長)
緊急事態宣言は、10都府県を対象に、来月7日まで延長に。過去1か月間の宣言では、宣言解除の目安「ステージ3」を達成できない可能性が高いためだ。政府は、感染者数や病床のひっ迫具合が改善されれば途中解除もあり得るとするが、対象地域の国民にとっては厳しい生活が続く。
医療従事者も1年にわたるウイルスとの戦いを強いられ、疲労の色が濃い。しかも、これまで実施してきた治療や病床確保に加え、未曽有の規模のワクチン接種という、新たな使命も加わる。
宣言解除の先にあるコロナ収束というゴールを目指し、今すべき優先課題などを、東京都医師会の尾治夫会長に聴く。
2月5日(金)「リベラルタイム」
「ウィズコロナの埼玉指針」
ゲスト:大野 元裕(埼玉県知事)
2度目の緊急事態宣言が大都市圏に発令中ですが、日本最多の感染者数に見舞われる東京都に隣接する首都圏の地方自治体のトップは、新型コロナ対策にどう対峙しているのでしょうか。そこで今回は、埼玉県の大野元裕知事をを招き、「ウィズコロナの埼玉指針」と題してお送ります。
1月16日には、過去最多582人のコロナ感染者が出た埼玉県。いま大野知事は、埼玉の感染対策、そして景気対策にどう対峙しているのか、話を伺います。