1月18日~1月22日

1月18日(月)
「日本の危機管理 コロナ対策の通知表」

ゲスト:田坂 広志(多摩大学大学院 名誉教授 / 元内閣官房参与)、倉持 仁(インターパーク倉持呼吸器内科 院長)

医療崩壊がすぐそこに迫る、今の日本。大都市圏を対象に、2度目の緊急事態宣言も発令された。しかし、その内容は「自粛要請」といった"お願いモード"が目立つ。
政府は緊急事態下であっても、「経済活動」と「感染抑止」を両立させようと必死だが、これは果たして「危機管理の原則」に合致した戦略・戦術なのか。
国民は不安を募らせながらも、政府の「自粛要請」に従うほかないが、国民の不安を解消し、感染から守る"必須の感染症対策"とは、果たして何か。
危機管理と医療の視点から、「コロナの時代に則した新しい社会システム」について、専門家と共に考える。


1月19日(火)
「バイデン新政権発足へ 日米新たな対中戦略は?」

ゲスト:薗浦 健太郎(自民党副幹事長・元総裁外交特別補佐 / 衆議院議員)、前嶋 和弘(上智大学総合グローバル学部 教授)

アメリカで、連邦議会占拠事件によるドナルド・トランプ氏の弾劾手続きが続く中、明日1月20日には民主党ジョー・バイデン新政権がスタートする。
これまでバイデン氏は、日本など同盟国を中心とした「国際協調」外交を唱え、「米国第一主義」のトランプ氏との"違い"を強調してきた。だが、最大の懸案が中国への対応だ。トランプ後の「米中覇権争い」は今後、いかなる様相を見せるのか?さらに、尖閣問題や緊張が続く朝鮮半島情勢に対して、日米はどう対処すべきか?バイデン新政権下、新たに始まる日米関係と国際情勢を読み解く。


1月20日(水)
「コロナ感染拡大 いま日本で何が起こっているのか」

ゲスト:佐藤 正久(自民党外交部会長 / 参議院議員)、二木 芳人(昭和大学医学部 客員教授)

11都府県に緊急事態宣言が発令されて1週間。しかし重症患者は増え続け、病床が無いために自宅療養中に死亡という悲劇も起きている。「医療現場は壊滅状態に近づきつつある」という医療関係者の悲鳴もあがるが、対策として検討されている「民間病院の受け入れ拡大」「コロナ患者用の病床数増」「人材確保」などは、一向に進んでいない。
前回の緊急事態宣言時に比べれば国民の意識が緩んでいるとの指摘もあるものの、五月雨式に発表される政府の対策に、国民の不信感が募っているのも事実。改めて政治や医療現場、そして国民がすべきことを、専門家に聞く。


1月21日(木)
「バイデン政権の船出」

ゲスト:鈴木 一人(東京大学公共政策大学院 教授)、ジョセフ・クラフト(経済アナリスト)、町山 智浩(映画評論家 / 在米コラムニスト)

日本時間の21日未明、第46代アメリカ大統領にジョー・バイデン氏が就任する。だが、その行く手は前途多難だ。 政権交代を前に連邦議会に暴徒が乱入するという米国史上の汚点ともいえる"事変"が勃発し、ドナルド・トランプ大統領に対する2度目の弾劾訴追へと発展。オバマ政権にさかのぼる「アメリカ国民の分断」は、さらに深くなった。
一方、政権を奪還した民主党は、上下両院でかろうじて多数派を形成したが、党内左派の極端な政策に引っ張られての混乱も予想される。一部共和党議員の「トランプ離れ」も起きてはいるが、民主党内の分断の方がより深刻だとする見方も少なくなく、中道派のバイデン新大統領にとって、政治上の大きな障害となろう。 混迷が続くアメリカと、日本はどう付き合うべきなのかを考える。


1月22日(金)「リベラルタイム」
「JR西日本の先進経営」

ゲスト:長谷川 一明(西日本旅客鉄道[JR西日本]代表取締役社長)

新型コロナウイルスによって、鉄道事業は急激な業績悪化に見舞われました。JR西日本も例外ではなく、2021年3月期は2400億円の赤字が予想されています。民営化以来初めての赤字ですが、今後、どう軌道修正を図るのでしょうか。今回は「JR西日本の先進経営」と題して、長谷川一明社長に話を伺います。

※1月のみ、第2・第4金曜日に「リベラルタイム」を放送いたします。