第47回 近江神宮(滋賀)
琵琶湖の南西部、比叡山の懐に、かつて都が置かれた時代がありました。西暦667年、中大兄皇子、後の天智天皇によって、飛鳥からこの地に遷都された近江大津宮(おうみおおつのみや)。明治以来、大津京(おおつきょう)とも呼ばれるようになりました。
新しい国づくりを目指した古人たちの想いを紡ぎ、1270年の時を経て創建された『近江神宮』。御祭神は、天智天皇。昭和20年12月、第二次世界大戦からの復興を祈願した昭和天皇のお心により、近江神宮は勅祭社に。以来、開運への導きの神、産業文化学問の神として、篤い信仰を集めてきました。
滋賀県大津市に坐すごりやくさん、『近江神宮』をご紹介します。