第45回 貴船神社(京都)
京都市北部の北山山系。標高約700メートルの貴船山の麓に、家並みが続いています。古くから京の奥座敷として親しまれてきた町「貴船」です。
そこを流れる貴船川は、やがてはいくつもの支流と流れを一つにして、鴨川、そして淀川となる「源の水」のひとつ。命を支える「尊い水」。一方で災害をも引き起こす「恐ろしい水」。その流れを司り、人々の暮らしを見守り続けてきたのが、この地の貴船神社に鎮まられる「高龗神(タカオカミノカミ)」です。
水の神様として、古来、朝廷や民人の崇敬を集め、全国約500社にのぼる貴船神社の総本宮。京都市に坐すごりやくさん、『貴船神社』をご紹介します。