11月23日~11月27日
11月23日(月)
「大統領選で深刻化する"分断"と米国の近未来」
ゲスト:木村 太郎(ジャーナリスト)、渡部 恒雄(笹川平和財団 上席研究員)
リモート出演:町山 智浩(在米コラムニスト / 映画評論家)
米大統領選挙は投票日から2週間あまりを経て、バイデン氏の勝利が濃厚な情勢となっている。バイデン氏は、すでに政権移行チームを立ち上げて動き出した。しかし一方のトランプ大統領は、選挙の不正を訴え、いまだ訴訟による徹底抗戦の構えを崩していない。
共和党と民主党、それぞれの候補者による国を二分した戦いは、アメリカ社会の「分断」に拍車をかけた。その行き着く果てに現出する社会とは?そして、世界ナンバーワンの超大国・アメリカの社会的分断は、果たして修復可能なのだろうか?さらに、日本との関係が必ずしも良好ではなかった民主党=バイデン政権との今後の日米外交の行方は!?
事前の選挙情勢を分析したゲスト陣を再び招き、徹底分析する。
11月24日(火)
「コロナ対策と経済戦略 国民と企業守る方策は」
ゲスト:国光 あやの(自民党衆議院議員 / 医師)、小林 慶一郎(東京財団政策研究所 研究主幹 / 政府コロナ対策分科会メンバー)
新型コロナの国内感染者が、夏のピークを一気に超えた。その勢いは止まらず、1日あたりの感染者数も過去最多を更新。政府も「大きな流行が起きつつあることは間違いない」と、強い危機感を示す。
こうした中、7~9月期のGDP(国内総生産)は、過去最悪の落ち込みだった4~6月期からの反動で、プラス成長となった。しかし回復ペースは鈍く、感染の再拡大で減速懸念も強まる。
「第3波」との見方が出る中、経済の安定化を図りながら感染をどう抑えるのか?国民生活と企業を守る方策を聞く。
11月25日(水)
「コロナが呼び込む!?株価高騰 日本経済の進路」
ゲスト:永濱 利廣(第一生命経済研究所 経済調査部 首席エコノミスト)、大槻 奈那(マネックス証券 執行役員チーフ・アナリスト)
新型コロナウイルスの打撃を受けながらも、驚異的なスピードで回復している株式市場は、今月に入ってからさらなる高騰ぶりを見せている。米ダウ平均株価は9日に過去最高値を更新。日経平均株価も、今月17日に約29年ぶりに2万6000円を上回った。
しかし、高騰する株価とは裏腹に、コロナウイルス感染が再拡大する日本国内では、コロナによる解雇や雇い止めが7万人にも達した。自粛モードの再来などもあり、景気回復・経済復興の兆しは見えないまま。この「株価と実体経済の乖離」は、どこまで続くのか。そして日本経済の見通しは?専門家が徹底検証する。
11月26日(木)
「冬本番に不可欠な感染症対策とは!?」
ゲスト:尾﨑 治夫(東京都医師会 会長)、堀 成美(感染症対策コンサルタント)
冬本番を前に、感染が再び拡大している新型コロナウイルス。1日当たりの感染者数は最多を更新し、重症者も増加中だ。政府や自治体は「経済対策」と「感染対策」という相反する課題を前に、難しい決断を迫られている。
そもそも空気が乾燥する冬場は、ウイルスが比較的長い時間、空気中を漂うため、夏場よりもさらに注意が必要だという。
換気や加湿、そして手洗い・マスク着用など、正しい対策を"復習"すると共に、今日からできる「冬本番に不可欠な感染症予防策」について、専門家と"予習"する。
11月27日(金)「タカラベnews&talk」
「バイデン氏の政権運営を読む」
ゲスト:中林 美恵子(早稲田大学社会科学部 教授)
今回のゲストは、アメリカ政治の専門家である、早稲田大学教授の中林美恵子氏。先のアメリカ大統領選挙の結果、民主党のバイデン前副大統の当選が確実となった。しかし、トランプ大統領がいまだに敗北を認めていないという前代未聞の事態に陥っている。バイデン前副大統領は、4年の間に分断が進んだアメリカをどう導いていくのか。中林教授に聞く。