11月16日~11月20日

11月16日(月)
「"トランプ後"の東アジア情勢」

ゲスト:中谷 元(自民党衆議院議員 / 元防衛大臣)、小原 凡司(笹川平和財団 上席研究員)

アメリカ大統領選挙は、バイデン前副大統領の勝利が濃厚な情勢となったが、現職トランプ大統領は選挙の不正を主張し、訴訟で徹底抗戦する構えを崩していない。従って、米国内の安全保障体制のスムーズな移行が見通せないと、危惧されている。
現トランプ政権を通し、「米中冷戦」と言われるほど激しく対立してきた中国と、「米新政権」との関係はどうなるのか?その中国の脅威にさらされている香港、台湾の命運は?さらに、北朝鮮が「米政権空白」のタイミングで、封印していた挑発行為に再び乗り出す危険性は?
さらなる激動が予見される東アジアの安保情勢は、日本にどう影響を及ぼすのか。専門家を交えて、徹底討論する。


11月17日(火)
「北朝鮮再び軍事挑発か! 沈黙する金正恩氏の狙いは」

ゲスト:河野 克俊(前統合幕僚長)、武貞 秀士(拓殖大学大学院 国際協力学研究科 客員教授)

米大統領選でバイデン氏が勝利を濃厚にしたことで、トランプ大統領が進めてきた北朝鮮との交渉は振り出しに戻ると見られている。バイデン氏は、3回の米朝首脳会談に臨んだトランプ氏を「悪党を受け入れ、同盟国を傷つけている」と批判。金正恩委員長に対しても、「暴漢のような男」と呼んできた。
今後、北朝鮮はミサイル発射実験などの挑発行為を再開するのか?沈黙を続ける金委員長の思惑とは?新たな段階を迎えた、日本と米国の対北朝鮮戦略を読み解く。


11月18日(水)
「コロナに伴う「巣ごもり」が肺炎を誘発する⁉」

ゲスト:菅原 道仁(菅原脳神経外科クリニック 院長)、松井 宏夫(医学ジャーナリスト)

「第3波」到来で感染者が拡大しつつある新型コロナウイルス。冬の訪れも相まって、今後ますます在宅時間は増えると予想されるが、そうなると怖いのが「フレイル」だ。
フレイルとは「虚弱状態」のことで、放置すると要介護になる確率が高くなる。例えば、食が細くなった上に風邪をこじらせた結果、肺炎、加えて骨折の誘発なども懸念される。
高齢者の10人に1人はフレイルだと言われているが、在宅勤務を続ける若い人にとっても無関係ではない。フレイル予防の鍵は「歯にあり」という説もあり、日常の体のケアが重要視されている。
新型コロナの第3波を迎えている中、いま必要な「フレイル対策」に迫る。


11月19日(木)
「コロナ禍でどうなる?東京五輪・パラリンピック」

ゲスト:間野 義之(早稲田大学スポーツ科学学術院 教授)、玉木 正之(スポーツ文化評論家)

今週、IOCのバッハ会長が来日。菅義偉首相と初めて会談し、大会開催への意欲と決意を表明した。さらに、観客を入れての開催や選手へのワクチン接種にも触れ、東京オリンピック・パラリンピック開催を世界にアピールした。とはいえ、選手派遣国でもある欧米の感染拡大に加え、日本国内でも第3波への警戒感が高まっている。
では、どのような形なら大会は開催可能なのか? 今月8日には、日米露中の選手が集まった体操の国際大会が行われ、一人の感染者も出さずに無事行われた。ただ、全選手・関係者に毎日PCR検査を実施したため、高いコストがかかってしまった。オリンピック・パラリンピックとなれば、その経費は桁違い。1年延期された東京2020開催のための、課題を考える。


11月20日(金)「リベラルタイム」
「野党連合政権は可能か?」

ゲスト:志位 和夫(日本共産党委員長 / 衆議院議員)

安倍政権時代の「桜を見る会」の問題、そして今国会で多くの野党が最大の争点と位置付けた「日本学術会議」の任命拒否問題は、共に日本共産党の機関紙『しんぶん赤旗』のスクープでした。
その発行元である日本共産党は、野党連合政権の樹立に向けて、政権追及に注力しています。そこで今回は「野党連合政権は可能か?」と題して、20年もの間、日本共産党委員長の要職にある志位和夫さんに話を伺います。