8月3日~8月7日
8月3日(月)
「"マンガの聖地"トキワ荘再建にかけた思い」
ゲスト:高野 之夫(東京都 豊島区長)
昭和を代表するマンガ家たちが下積み時代を共に過ごした、日本のカルチャー史上に残る重要なアパート『トキワ荘』が、当時と寸分たがわぬ姿で再建され、『豊島区立 トキワ荘マンガミュージアム』として生まれ変わった。その再建を手掛けたのは、もともとトキワ荘があった東京都豊島区の高野之夫区長だ。
豊島区は2014年に、東京23区で唯一、人口が維持できない「消滅可能性都市」という不名誉な指定を受けた自治体だが、区長自らが策を講じ「人が集まる街」作りを推し進めて、それを払拭する多くの成果を上げた。
だが、そんな中で迎えた今年、新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、東京都からは池袋が新宿と共に感染源として名指しされてしまい、再びの困難に直面。しかし、高野区長が生み出す独自の対策で、積極的な感染予防に努めている。
「ピンチをチャンスに変える」豊島区の取り組みについて、高野区長に聞く。
8月4日(火)
「米中新冷戦で一触即発 日本の外交安保戦略問う」
ゲスト:若宮 健嗣(外務副大臣 / 自民党衆議院議員)、河野 克俊(前統合幕僚長)
米中対立が激烈を極めている。米国は在ヒューストン中国総領事館を「中国のスパイ活動拠点」として閉鎖。中国も対抗措置として、四川省成都の米総領事館の閉鎖に動いた。ポンペオ米国務長官は「経済的発展を支援して中国の民主化を促す歴代米政権の関与政策は、失敗に終わった」と断じ、中国共産党体制を痛烈に批判。両国は「米中新冷戦」で一触即発の状況にある。
一方、日本は米国との密接な同盟国であり、中国とは歴史や経済で繋がりの深い隣国。激しくなる米中対立の狭間で、日本はいかなる外交・安保戦略を描くのか?若宮外務副大臣と河野前統幕長に聞く。
8月5日(水)
「記録的豪雨災害への備えを考える」
ゲスト:山村 武彦(防災システム研究所 所長)、村山 貢司(気象予報士 / 経済評論家)
先月上旬から、九州を中心に降り続けた記録的な豪雨。河川の氾濫が相次ぎ、家屋への浸水や土砂崩れなど甚大な被害をもたらした。しかも、時あたかもコロナ禍。避難所での感染症対策や、ボランティアの確保が難航するなど様々な問題が露呈した。
これから本格的な台風シーズンを迎えることで、更なる「被害の甚大化」の可能性もある。そして今後も、今や全国どこにおいてもありうる記録的豪雨に、我々はどう対処していくべきなのか。防災と気象の専門家と共に、検証する。
8月6日(木)
「医療現場の次なる危機」
ゲスト:尾崎 治夫(東京都医師会 会長)、高階 恵美子(自民党参議院議員)
大都市中心だったコロナウイルスの新規感染者の急増は、全国に拡大。第2波ともいえる言える現状は、医療現場に「新たな危機」をもたらしている。
コロナ患者を受け入れている病院では、専門医や経験豊富な看護師の不足が深刻だ。一方で、院内感染対策がコスト高を誘発する上、病床を確保するため入院患者や新規外来・手術を減らした結果、減収が加速する事態にもなっている。倒産の危機に陥っている医療機関もあるという。
今、何とか手を打たねば、3月・4月の頃とは別の「医療崩壊」を招きかねない。政府は「医療の現場は逼迫していない」としているが、果たして本当にそうなのか?医療現場の実態から、急務となる対策について考える。
8月7日(金)「リベラルタイム」
「国民を守る自民党政治とは?」
ゲスト:二階 俊博(自民党幹事長 / 衆議院議員)
今般の国民への『一律10万円給付』は、自民党の二階俊博幹事長が、去る4月14日に「一律10万円の現金給付を求めるなどの切実な声がある。できることは速やかに実行に移すよう、政府に強力に申し入れたい」と述べたことで、一気に実現へと動きました。また、先の国会で「検察庁法改正案」の成立見送りを主導したのも、二階氏であったとされます。 今回は「国民を守る自民党政治」と題して、二階氏をゲストに招き、話を伺います。