8月24日~8月28日
8月24日(月)
「完成はいつ!? 新型コロナのワクチン開発」
ゲスト:寺嶋 毅(東京歯科大学市川総合病院 呼吸器内科教授)、濱木 珠恵(ナビタスクリニック新宿 院長)
今年4~6月期の日本のGDP成長率は、年率換算でマイナス27.8%と、リーマンショック後を上回る「戦後最悪」の落ち込みとなった。深刻な"コロナショック"を受け、政府は経済活動再開へ躍起になっている。
ただ、この危機をうち破る切り札は、何といっても新型コロナに対するワクチン開発の成功と普及に他ならない。完成すれば、安心して経済活動を進め、休みの日には思い切った旅行も楽しめるようになるだろう。
ワクチンが行き渡り、元通りの生活が戻るのは一体いつの日なのか?新型コロナのワクチン開発の現状と課題を、専門家と共に読み解く。
8月25日(火)
「コロナ重症化どう防ぐ 急増する中高年対策は」
ゲスト:国光 あやの(自民党衆議院議員 / 医師)、結城 康博(淑徳大学総合福祉学部 教授)
新型コロナの感染が再拡大する中、感染者は若年層から中高年層へと世代の幅が広がってきた。中でも高齢者や持病を持つ人は感染すると重症化のリスクが高く、重症患者が急増して医療機関のひっ迫を招きかねない。また、高齢者施設での感染拡大は介護崩壊にもつながるため、政府や自治体には万全の対策が求められる。
高齢者や重症者を救う態勢をどう整備するか?介護施設や家庭での防護策とは?今やるべきコロナ対策を聞く。
8月26日(水)
「加速する『対中包囲網』と日米韓それぞれの外交戦略」
ゲスト:佐藤 正久(自民党参議院議員 / 前外務副大臣)、渡部 恒雄(笹川平和財団 上席研究員)
中国に対する強硬路線を貫くトランプ政権。グローバルな「対中包囲網」を仕掛けるべく、ハイテク企業締め出しや香港制裁をEUやNATOに呼びかけ、アメリカの同盟国にも関わらず中国にすり寄る韓国にも、圧力をかけている。
一方、軍事・外交・経済など、あらゆる面でアメリカに対する対決姿勢を止めない中国は、尖閣諸島での領海侵入に象徴される、東シナ海の覇権も視野に入れる。
「米中新冷戦」といわれる激動の国際情勢と、超大国に板挟みの日韓が取るべき道を検証する。
8月27日(木)
「謎多きコロナ後遺症の実態」
ゲスト:藤倉 雄二(防衛医科大学校病院 感染対策室長 / 感染症・呼吸器内科医師)
新型コロナの感染拡大の先行きは五里霧中で、余談を許さない状況が続く。とはいえ、医療現場ではPCR検査の拡大で感染者確認が迅速化しているほか、これまでの経験で治療法も確立されつつある。こうした積み重ねが、死者を減らす結果につながった。
しかし一方で、新たに浮上した難題が新型コロナの後遺症だ。回復したにもかかわらず、強い倦怠感や胸の痛み、味覚や嗅覚が戻らないといった症状を元患者が訴えるケースが、世界中で報告されている。今月からは厚労省でも、新型コロナの後遺症研究を開始した。未だ謎多き、新型コロナウイルス後遺症の実態に迫る。
8月28日(金)「タカラベnews&talk」
「コロナ禍でも堅調な星野リゾート」
ゲスト:星野 佳路(星野リゾート 代表取締役社長)
今回のゲストは、星野リゾートの星野佳路代表。長野県軽井沢の老舗温泉旅館「星野温泉」の長男として生まれた星野氏は、実家の旅館を再生し、さらに経営不振に陥った日本各地の温泉旅館の再生を請け負い、グループ化することでスケールメリットを発揮させ、事業規模の拡大を果たしてきた。
しかし、そんな中で発生したコロナ禍。星野代表に、大打撃を受けている観光業界はどうすれば生き残れるのかを聞く。