第38話  民兵の脱走

joi_38.jpg 雪が降る中、狼の群れに遭遇した民兵らは、たいまつを手に勇敢に戦い狼を撃退する。翌朝、祁鎮や允賢をはじめとする捕虜が逃げ出したことに気づいたエセンは、すぐに追っ手を放つ。エセンの動きを先読みした祁鎮は兵を逃がすため、毎日80里進むよう指示し、自らは雪の積もる山中に残ることを決意する。そして祁鎮と生死を共にすると約束した允賢もまた、その場に残ることにする。一方、北京では美麟が妊娠3か月での流産に涙を流していた。