第29回  熊野三山(和歌山)

「伊勢に七度、熊野に三度。」古人(いにしえびと)にとって、熊野は伊勢と並ぶ聖地であり、生涯を通じて参詣を望む「祈りの地」でした。はるばる山河や海辺を辿り、その末に行き着く三つのお社。それが『熊野三山』こと、『熊野本宮大社』『熊野速玉大社』『熊野那智大社』です。
仏の慈悲をたずさえた、「熊野権現」と呼ばれる三柱の神が鎮まります。
男女や身分の分け隔てなく、あまたの人々が一心に祈ったのは"よみがえり"。すべてを迎え入れる、救いのお社を訪ねます。
和歌山県の南部、祈りの道に坐すごりやくさん、『熊野三山』をご紹介します。

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