第5話 囚人の病
徐夫人を誤診により死に至らしめたかどで順天府の牢に入れられた杭允賢は、徐侍郎の差し金で病人ばかりの房に移される。允賢は囚人たちの病を治療すべく、できる限りの処置を施し、家族に薬の手配をするように伝えてほしいと獄吏に頼む。だが、欲深いだけの獄吏はその約束を反故にする。そんな中、重症だった囚人が息絶える。目の前の命を救うことができず、自責の念にさいなまれる允賢だが...。
徐夫人を誤診により死に至らしめたかどで順天府の牢に入れられた杭允賢は、徐侍郎の差し金で病人ばかりの房に移される。允賢は囚人たちの病を治療すべく、できる限りの処置を施し、家族に薬の手配をするように伝えてほしいと獄吏に頼む。だが、欲深いだけの獄吏はその約束を反故にする。そんな中、重症だった囚人が息絶える。目の前の命を救うことができず、自責の念にさいなまれる允賢だが...。