第26回 太宰府天満宮(福岡)
福岡県太宰府市。かつて「遠の朝廷」と称された「大宰府政庁」が置かれていたこの地は、アジアと日本の文化が交差する場所であり、また奈良から平安時代にかけては、九州の政治経済・軍事・外交を司る地として、重要な役割を果たしました。
街のシンボルである太宰府天満宮のご祭神は「天満大自在天神」。この「天満大自在天神」とは、「天神様」として今も親しまれる、菅原道真公のこと。幼いころから神童の誉れ高かった道真公は、学問をもって国の発展に尽くした平安時代の政治家でしたが、政略によって突如として大宰府に左遷され、この地で永遠の眠りにつきました。その魂を学問の神様として祀る太宰府天満宮には、今も日本中から数多くの参拝客が訪れます。
福岡県太宰府市に坐すごりやくさん、『太宰府天満宮』をご紹介します。