3月9日~3月13日
3月9日(月)
「検証!政府の"新型コロナ"感染防止対策」
ゲスト:片山 善博(元鳥取県知事 / 元総務大臣 / 早稲田大学大学院政治学研究科 教授)、濱木 珠恵(ナビタスクリニック新宿院長 / 医学博士)
新型コロナウイルスによる感染拡大が止まらない。ついに日本国内での感染者数は、クルーズ船での感染者数と併せて1000人の大台を超えた。先月末、政府は、全国の小中高に「一斉休校協力要請」を出したが、突然すぎたこの要請に、教育現場や企業を含む社会全体が混乱している。
政府の対応は、これで最善だったのか?10年前の新型インフルエンザ発生時の教訓は、今回活かされたのか?行政と医学、両分野の識者と検証する。
3月10日(火)
「新型コロナ緊急事態宣言か 習氏訪日延期の舞台裏」
ゲスト:林 芳正(自民党 参議院議員 / 日中友好議連会長)、山田惠資(時事通信社 解説委員)
新型コロナウイルスの感染拡大問題で、「政治は結果責任。逃れるつもりはない」と強調した安倍首相。政府・与党は、野党の協力を得て『緊急事態宣言』の発令を可能にする『新型インフルエンザ等対策特措法改正案』を成立させる方針だ。
この問題においては「政府の対応が後手だ」と与野党双方から苦言が相次ぎ、各世論調査での内閣支持率も下がり続け、経済への影響も出始めている。
加えて河井議員夫妻秘書ら3人の逮捕や、検事長の定年延長問題などでも、政府が野党からの追及を受ける中、自民党内でなされた議論の中身は?そして、中国・習近平国家主席の訪日延期が決まった舞台裏は?参議院議員で日中友好議連会長の林芳正氏に聞く。
3月11日(水)
「東日本大震災から9年 巨大地震への備えは万全か」
ゲスト:平田 直(東京大学地震研究所 地震予知研究センター長・教授 / 防災科学技術研究所 参与)、山村 武彦(防災システム研究所所長)
各地に未曾有の被害をもたらした東日本大震災から、今日で9年。その教訓を得て、日本の地震対策は何がどう変わったのだろうか。
首都直下地震と南海トラフ巨大地震は、今後30年以内に70~80%の確率で発生するとの予測があり、そしてこれらの大地震が発生した際の被害は、東日本大震災を大きく上回るともされている。
国や自治体、そして私たちは、巨大地震にどう備えればいいのか。さらには、地震発生後を「生き抜く」ためには何が必要なのか。専門家と検証する。
3月12日(木)
「国家の危機におけるリーダーシップとは?」
ゲスト:石破 茂(自民党元幹事長 / 衆議院議員)、鈴木 哲夫(ジャーナリスト)
「新型インフルエンザ等対策特別措置法」の改正案が閣議決定された。早ければ13日の国会で改正法が成立し、政府が「緊急事態宣言」を発令できる体制が整うことになるが、国民の私権が制約されるなどの問題点は残ったままだ。
一方で、政府が法改正を進めていたこの1~2週間で、新型コロナウイルス感染は全国に拡大。「対応が後手だった」という指摘も止まない。
一方、海外に目を向けると、台湾のこの問題への初期対応は迅速だった。「SARSの際の教訓を活かせた」のだという。日本も初期対応次第で、今のような事態の悪化は避けられたのではないか?という疑問は残る。
今夜は「国家の危機におけるリーダーシップ」と題し、"ポスト安倍"と目され続けてきた石破茂氏をゲストに迎え、「新型コロナウイルス・安倍総理の対応」について考える。
3月13日(金)
「国家の危機と新型コロナ」
ゲスト:江上 剛(作家)
金曜日の『インサイドOUT』は、BS11解説委員の二木啓孝とBS11アナウンサーの八木菜緒が1週間のニュースを振り返り、各界の専門家やオピニオンリーダーが、月曜から木曜日のゲストの注目発言を読み解く。
火曜日は、新型コロナを巡る安倍政権の対応や、その後の政局などについて、自民党の林芳正・日中友好議連会長に聞いた。
また木曜日は、国家の危機における「リーダーに必要なこと」とは何か?を、ポスト安倍の一人と目され続ける、同じく自民党の石破茂・元幹事長に聞いている。