3月23日~3月27日
3月23日(月)
「長引くコロナとの闘い~疲弊する日本と世界」
ゲスト:武見 敬三(自民党コロナ対策本部顧問 / 参議院議員)、豊田 祐基子(共同通信特別報道室 次長)
新型コロナで、WHOが「パンデミック」(世界的大流行)を宣言。先週には、アメリカでも国家非常事態宣言が発令される事態となった。そして、急きょ開催されたG7電話首脳会議。安倍首相は会議後、「各国首脳と『五輪は完全な形で実現する』ことで合意した」としたが、延期・中止論も浮上している。
新型コロナ感染拡大の中心は、東アジアから欧州諸国へと移っているが、日本の感染防止のヤマ場はズレ込み、いまや長期戦の様相。国民の不安は、「病気」への恐怖から「生活」の問題へと移りつつあり、さらには「経済」への悪影響も顕在化して、各方面に深刻な影を落とし始めた。
新型コロナとの戦いは、一体いつまで続くのか?専門家と共に考える。
3月24日(火)
「北朝鮮『コロナ感染ゼロ』は本当?」
ゲスト:磐村 和哉(共同通信社 編集委員兼論説委員・元平壌支局長)、礒﨑 敦仁(慶應義塾大学法学部 准教授)
北朝鮮は新型コロナウイルスについて「感染者はゼロ」と発表。しかし、相次ぐミサイル発射は国内の体制引き締め手段で、すでに新型コロナは蔓延しているとの見方もある。
北朝鮮は、自国経済の「生命線」である中国との往来を停止して国境を閉鎖したため、経済への打撃は深刻と見られ、金正恩体制も揺るぎかねない。果たして、北朝鮮国内の実態とは?
一方、韓国では4月の総選挙を控える中で、文在寅大統領は政権浮揚策として再び「反日カード」を切るのか? 最新の朝鮮半島情勢を聞く。
3月25日(水)
「延期検討 新型コロナで揺れる東京五輪」
ゲスト:原田 宗彦(早稲田大学スポーツ科学学術院 教授)、二宮 清純(スポーツジャーナリスト)
新型コロナウイルスの影響で、予定通りの開催が危ぶまれている東京オリンピック・パラリンピック。世界的な感染拡大で終息の兆しが見えない中、各国のオリンピック委員会(NOC)や競技団体などから延期を求める声が上がり、出場辞退を表明する選手も現れ始めた。
こうした事態を受け、国際オリンピック委員会(IOC)は、今後4週間以内に延期を含めて結論を出すと発表。安倍首相も、IOCが延期を決めた場合は受け入れる意向を表明した。
新型コロナウイルスに翻弄される五輪の行方はいかに。延期になった場合の影響を検証するとともに、この難局に日本はどう対処していくべきかを議論する。
3月26日(木)
「コロナショック!中小企業の3月危機」
ゲスト:友田 信男(東京商工リサーチ 情報本部長)、木内 登英(野村総合研究所 エグゼクティブ・エコノミスト)
新型コロナの感染の広がりが、経済を直撃した。消費の急激な収縮は、製造業からサービス業まで、ありとあらゆる業種に影響を及ぼしている。体力のある大企業は持ちこたえられるかもしれないが、中小企業は耐えられるのか?すでに「新型コロナの影響」を理由とする倒産が相次ぐ中、年度末を目前に控え、急激な売り上げの減少で資金がショートして倒産する中小企業は、今後さらに増えると見られている。
更に、今回のコロナショックの影響を受けているのが、300万人以上いるとされる「フリーランスワーカー」の人々。日本経済を支えてきた中小企業、そして働き方の多様化で増えていったフリーランスワーカーの危機に際し、今、どのような支援策が求められているのか?
3月27日(金)「タカラベnews&talk」
「AGC・100年企業の風土改革」
ゲスト:島村 琢哉(AGC株式会社 代表取締役 兼 社長執行役員CEO)
今回のゲストは、『AGC』の島村琢哉社長。1907年(明治40年)創業の伝統ある『旭硝子』が、2018年7月に社名を『AGC』に変更。去年から流れている「なんだし、なんだし、AGC」のインパクトあるコマーシャルは、世間の耳目を集めている。
そんなAGCは、「ガラス事業に収益が集中する構造を変える」という社内改革に取り組んでいる。
大企業の多くが過去の成功事業モデルから脱却できずにいる中で、事業改革・風土改革・イノベーション創出に本気で臨んできたAGC。就任から5年の島村社長は、いかにして会社を変えたのか。そして、今後の成長戦略についても聞く。