第13回 甲子園ボウル 病を乗り越えアメフト日本一へ
昨年、大学アメリカンフットボールNo.1を決める甲子園ボウル決勝戦で強豪・関西学院大学に破れた早稲田大学。今年は2年連続でリーグ制覇を成し遂げ、悲願の甲子園ボウル初優勝に挑む。
誰よりも今年の甲子園ボウルにかけるのは、ディフェンスリーダーを務める高岡拓稔(4年)DB。
大学入学当時から試合に出場し、3年ではスタメン。しかし、チームの中心として活躍をしていた今年の春先に肺気胸で緊急入院。人によっては再発を繰り返し、激しいスポーツは避けた方がいい病気を患いながらも大好きなアメフトを続けることを選んだ。
そしてもう一人、攻撃の要QBの副将・柴崎哲平(4年)。今年の大学リーグではパス成功率No.1に輝く、精度の高いパスが武器だ。そんな柴崎は、小学3年生から高岡と同じチームで戦ってきた親友。
高岡はディフェンス、柴崎はオフェンスとして13年間、お互いに喜びや悔しさを味わって成長してきた戦友でもある。幼いころからの夢「甲子園ボウルで日本一」に輝くために二人は最後の戦いに挑む。