12月9日~12月13日

12月9日(月)
「明るい"終活"~悔いのない人生とは」

ゲスト:土堤内 昭雄(公益社団法人 日本フィランソロピー協会 シニアフェロー)、武藤 頼胡(一般社団法人 終活カウンセラー協会 代表理事)

今年亡くなった女優・樹木希林さんの言葉を集めた書籍『一切なりゆき 樹木希林のことば』や、『樹木希林 120の遺言 ~死ぬときぐらい好きにさせてよ』は、ベストセラーとなった。そのヒットの理由は、この本が、「残された人生をどう生き、終えるのか?」という人々の思いやニーズに答えてくれる、「終活本」として受け入れられたからではないかと言われている。
高齢化社会の現在、それほど人々にとって"終活"は大きな関心事となっている。誰もが必然的に迎える「死」。暗い気持ちになりがちな「死」を見つめ直すことが「生きる」意欲に繋がるのではないだろうか。このテーマを、専門家とともにじっくり考える。


12月10日(火)
「日韓首脳会談どう挑む 元徴用工問題の対処は?」

ゲスト:新藤 義孝(自民党政調会長代理 / 衆議院議員)、村井 友秀(日本防衛学会会長 / 東京国際大学国際戦略研究所 教授)

韓国の国会議長が、いわゆる「元徴用工問題」の打開に向けた解決法案を、今月中にも韓国国会に発議する考えを示した。日本と韓国の企業や国民から寄付を募り、原告らへの支払いに充てることなどを盛り込む。だが、韓国の原告団は、受け入れ拒否の態度を貫いている。
一方、日韓GSOMIA=軍事情報包括保護協定は、失効直前に継続が決まったが、これで日韓関係が改善に向かうかどうかは、依然不透明だ。今月末にも日韓首脳会談が予定される中、政権の今後の韓国への対応を聞く。


12月11日(水)
「小学生からシニアまで 拡大目指すeスポーツ」

ゲスト:浜村 弘一(ファミ通グループ代表 / 一般社団法人日本eスポーツ連合 副会長)、山口 香(筑波大学体育系・大学院人間総合科学研究科 教授 / JOC理事)

今、対戦型電子ゲーム競技=eスポーツが注目されている。学校や企業、地方自治体などでも活用され、徐々に「文化」として整備されてきた。「高校選手権」「学生選手権」といった若者層の競技会の認知も高まりつつあり、学校教育の一環、あるいは部活動として公認されるケースも増え始めた。更に、インベーダーゲーム世代の高齢化と共に、シニア世代へもその裾野は広がりつつある。
かたや、WHO(世界保健機構)が国際疾病と認定した「ゲーム障害」など、その発展を妨げる要因となる諸課題に対しては、統括団体の対応も始まり、新たなスポーツとしても社会的な理解が進む。
今後の更なる発展のカギはどこにあるのか?識者の話を聞きつつ、最前線の取り組みを追う。


12月12日(木)
「大型補正予算って何のため!?」

ゲスト:田村 憲久(自民党政調会長代理 / 衆議院議員)、熊野 英生(第一生命経済研究所 経済調査部・首席エコノミスト)

政府は5日、事業規模26兆円程度の経済対策を閣議決定。実質GDPを1.4%押し上げる効果を見込み、安倍首相は「力強い政策パッケージを取りまとめることができた」と強調した。
ただし、これにかかる財政支出は13兆円と大型で、かつ財源の1/3に相当する4.3兆円は、「当初予算」を補う形で組まれる補正予算。ここまで大規模な対策は、本当に必要なのか?
自民党政調会長代理の田村憲久氏と、エコノミストの熊野英生氏をゲストに迎え、その必要性に迫る。


12月13日(金)
「日韓首脳会談の可能性と明るい「終活」」

ゲスト:潮 匡人(評論家 / アゴラ研究所 フェロー / 国家基本問題研究所 客員研究員)

金曜日の『インサイドOUT』は、BS11解説委員の二木啓孝とBS11アナウンサーの八木菜緒が1週間のニュースを振り返り、各界の専門家やオピニオンリーダーが、月曜から木曜日のゲストの注目発言を読み解く。
月曜日は、高齢化社会の現在、大きな関心事となっている「終活」について考えた。お墓はどうすればいいのか、エンディングノートの重要性などを専門家に聞いた。
火曜日は、日韓問題について議論。日韓GSOMIA=軍事情報包括保護協定は失効直前に継続が決まったが、これで日韓関係が改善に向かうかどうかは依然不透明。今月末にも日韓首脳会談が予定される中、今後の韓国への対応を聞いた。