12月2日~12月6日

12月2日(月)
「緊迫イラン情勢!」

ゲスト:田中 浩一郎(慶応義塾大学 教授)、太田 昌克(共同通信社編集委員)

先月ガソリン値上げを機に発生したイランの反政府デモは、当局の弾圧で140人以上の死者が出たという。さらにイラン政府は、デモ呼びかけを封じるためインターネットを遮断した。米国はイランの弾圧を非難し、新たな制裁対象を追加。米海軍は、空母打撃群を新たにペルシャ湾に派遣した。「イラン核合意」で来年禁輸制裁の解除が決まっているが、イランは核開発を再開しており、制裁が解除されるかどうかは不透明だ。一方、日本は中東に自衛隊艦艇の派遣を決定。この地域の安定にどう関わるのか?トランプ政権はどう出るのか?果たして「世界の火薬庫」は再び火を噴くのか?その時、日本はどうするのか?


12月3日(火)
「米圧力に屈した文政権 米韓亀裂に日本の出方は?」

ゲスト:松川 るい(自由民主党参議院議員)、古森 義久(産経新聞ワシントン駐在客員特派員)

土壇場で日韓の軍事情報包括保護協定=GSOMIAの継続を決めた韓国。失効回避の裏には、協定維持を強く求めた米国の圧力があった。失効期限が迫る中、エスパー米国防長官ら外交・国防分野の高官が相次いで訪韓。米国側は「GSOMIAを破棄すれば、利益を得るのは北朝鮮と中国、ロシア。米韓同盟も危うくなる」と、極めて強い態度に出たのだ。
文在寅政権は、なぜ米国の出方を甘く見ていたのか?このGSOMIA騒動での米国の本音とは?日米韓外交の舞台裏に迫る。


12月4日(水)
「手軽に出来る?健康寿命の延ばし方」

ゲスト:岡部 正(医学博士 / 岡部クリニック院長)

毎年、伸びていく日本人の「平均寿命」。しかし一方で、介護を受けたり寝たきりになったりせず日常生活を送れる期間を示す「健康寿命」との差があることが問題となっている。
厚生労働省によると、日本人は寝たきり状態になった場合、その期間が6年以上にも渡るという調査結果も。では、そうならない「健康寿命」を延ばすためには、どのような取り組みが必要なのだろうか。
解決策は実にシンプル。トリプルリスクと言われる「高血圧」「高血糖」「高血中脂質」の3つに対処し、予防することが何よりも重要だと、生活習慣病の専門医である岡部正氏は語る。
生活習慣に気を付けて「長寿ホルモン」を増やし、健康寿命を延ばす方法を聞く。


12月5日(木)
「想定外!? 臨時国会を総括する」

ゲスト:田﨑 史郎(政治ジャーナリスト / 駿河台大学客員教授)、細川 隆三(政治ジャーナリスト)

9月に内閣改造を行い、臨時国会に臨んだ安倍首相。しかし菅原経産相と河合法務相が、相次いでスキャンダルで辞任。加えて、側近と言われる萩生田文科相は「身の丈」発言が元となり、大学入学テストへの英語民間試験導入を延期することに。さらに、ここに来て安倍首相自身が当事者となる「桜を見る会」問題が浮上し、野党の追及を受けている。
相次ぐ問題で、首相の悲願である憲法改正に関わる国民投票法案の成立は先送りに......。今臨時国会中に憲政史上最長の在任日数となった安倍首相だが、この政局模様は想定外だったのか?永田町に精通する政治ジャーナリストが総括する。


12月6日(金)
「臨時国会の総括と日韓GSOMIA問題」

ゲスト:伊藤 惇夫(政治アナリスト)

金曜日の『インサイドOUT』は、BS11解説委員の二木啓孝とBS11アナウンサーの八木菜緒が1週間のニュースを振り返り、各界の専門家やオピニオンリーダーが、月曜から木曜日のゲストの注目発言を読み解く。
火曜日は、土壇場で日韓の軍事情報包括保護協定=GSOMIAの継続を決めた韓国について、その裏側を考えた。
木曜日は、来週9日で幕を閉じる臨時国会について。「桜を見る会」の招待者名簿問題などで野党に追い詰められた安倍政権。しかし今回の臨時国会の成果はあったのかを、議論した。