第5回  鹿島神宮(茨城)

天照大御神の命を受けて、大国主命(おおくにぬしのみこと)との交渉を行ったとされる武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)。日本統治の先陣を切ったその神は今、常陸国におられます。鹿島神宮。古代より国の守護神として篤く祀られ、日本建国の神、武道の神として、武将からも崇敬を集めました。そこに伝わる、人を殺めず活かす剣、国に平和をもたらす剣とは?最強の神でありながら、話し合いを第一とされたタケミカヅチさまは、今も私たちに、大切な心の在り方を教えてくださいます。また、地中に潜む大ナマズの頭を抑え、地震の揺れを鎮めておられるとも伝わるなど、今も昔も変わらず、人の心と暮らしを守られているのです。今回は、茨城県鹿嶋市に坐す、ごりやくさん、鹿島神宮をご紹介します。

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