11月18日~11月22日
11月18日(月)
「"トランプの思惑"と日米中貿易交渉の行方」
ゲスト:瀬口 清之(キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹)、前嶋 和弘(上智大学総合グローバル学部 教授)
今国会で審議入りする日米貿易協定。「ウィンウィン」を強調する安倍首相に対し、トランプ大統領は「米国の勝利」をアピールした。果たしてその内実は?一方、トランプ大統領が日本以上に重視しているのが対中交渉。強力な支持基盤の農家をどう守る気なのか?「関税合戦」はどう決着を見るのか?
そんなアメリカと日中との貿易交渉が継続する中、次期大統領選で再選確実と見られていたトランプ氏の風向きに、「ウクライナ危機」で変化が起きはじめている。野党・民主党は多数を握る下院で、大統領弾劾に向けた調査に入る方針を決め、公聴会が始まった。この問題の今後の展開と大統領選の動向は、日米中の貿易交渉にいかなる影響を及ぼすのか?専門家に聞く。
11月19日(火)
「山口公明党代表に問う!安倍最長政権に死角は?」
ゲスト:山口 那津男(公明党代表 / 参議院議員)、中北 浩爾(一橋大学社会学研究科 教授)
公明党の山口那津男代表が生出演。きょう19日、第1次政権を含めた安倍首相の通算在職日数は、戦前の桂太郎の2886日に並び、憲政史上最長になった。また今年は、自民党と公明党が連立政権を組むようになって、20年目の節目にあたる。政策スタンスを異にしながらも、なぜ自民・公明両党は長く協力関係を続けて来られたのか?
そんな中で発足した令和初の改造内閣では、自民党の閣僚2人がスキャンダルで交代し、失言も相次いでいるが、この事態に公明党側の本音、そして自民党への注文は?
公明党結党55年の節目もまた迎えた中で、山口代表に聞く。
11月20日(水)
「憲政史上最長 野党から見た安倍長期政権」
ゲスト:大串 博志(立憲民主党衆議院議員 / 衆議院議員)、松井 孝治(慶應義塾大学総合政策学部 教授 / 元官房副長官)
前19日に続き、歴代最長となった現政権を検証する。今日20日、安倍首相の在職日数が通算で2887日となり、日本の憲政史上で最も長く在職した首相となった。この安倍一強体制はどのように生み出され、そしていつまで続くことになるのか? 超長期政権を許した、野党の責任とは?
森友・加計問題を始めとした一連の疑惑、そして失言や不祥事による度重なる閣僚の辞任など、過去から現在まで多くのマイナス局面があったにもかかわらず、全く倒れなかった安倍政権の「強さ」とは何なのか。そしてそれを許してきた野党は、今後連携して巻き返しを図ることはできるのか。
「歴代最長政権」を、今回は野党側の視点から検証する。
11月21日(木)
「ブラック職場?現役教師が語る現状と課題」
ゲスト:尾木 直樹(教育評論家)、若江 眞紀(教育コンサルタント)
VTR出演:丸山 瞬(公立小学校 教諭)
文部科学省が2016年に行った教員の勤務実態調査において、いわゆる「過労死ライン」とされる「残業時間が月80時間を超える」教員が、小学校で3割、中学校では実に6割に達している実態が明らかになった。この過酷な勤務実態を受け、今国会では「教職員給与特別措置法」の改正案が審議入りした。しかし現場の教員達からは、これに反発の声が上がっている。
なぜ教員は働き過ぎてしまうのか? 働き方改革が進まない原因は何か?教員のあまりに忙しすぎる日常と、学習指導要領の改定に対応する「自身の学びの時間」も確保できない、その現状を探る。
さらに、現場レベルで動き出した改革の事例も取材。教員の質・人材確保を見据えた「教育現場の働き方改革」の課題を、専門家と考える。
11月22日(金)
「日米貿易協定の行方と憲政史上最長の安倍政権」
ゲスト:富坂 聰(拓殖大学海外事情研究所 教授)
金曜日の『インサイドOUT』は、BS11解説委員の二木啓孝とBS11アナウンサーの八木菜緒が1週間のニュースを振り返り、各界の専門家やオピニオンリーダーが、月曜から木曜日のゲストの注目発言を読み解く。
月曜日は、先にアメリカと結んだ日米貿易協定と、いまだ先の見えない米中貿易交渉の行方について、専門家と分析。火曜日は、憲政史上最長となった安倍政権の評価と、20年目に入った自公連立の成果について、公明党の山口那津男代表に聞いた。