第2回 芝大神宮(東京)
時代の先端を走り続け、目まぐるしく変貌する街、東京。その発展を、一千年もの間、見守り続けてきたお宮があります。それは、芝大神宮。主祭神は天照皇大御神と豊受大神。伊勢神宮の内宮と外宮、それぞれの祭神を祀り、「関東のお伊勢さま」として賑わいました。錦絵にも数多く描かれ、江戸時代の庶民も、このお宮へ参拝することに、喜びを感じていたことが見てとれます。その篤い信仰は、秋のお祭りで繰り出されるおみこしなど、さまざまな形で今に受け継がれています。今回は、東京都港区に坐すごりやくさん、芝大神宮をご紹介します。