第37回  京都三大祭~令和の都大路を彩る時代祭

今回は、京都三大祭の1つ、時代祭を取り上げる。春の葵祭、夏の祇園祭に続いて、秋に執り行われる時代祭。1895(明治28)年、平安遷都1100年を記念して平安京を創始した桓武天皇を御祭神とし平安神宮が創建された。時代祭は、これを祝って時代風俗行列を登場させたのが始まり。鼓笛を響かせながら行進する維新勤皇隊列を先頭に、明治維新から延暦時代まで各時代の人物に扮した総勢約2000人、牛馬約70頭の行列が京都御所から平安神宮までの道のりをゆったりと練り歩く。桓武天皇が794(延暦13)年10月22日に入京したと伝えられることから毎年10月22日行われているが、令和初となる今回は、即位礼正殿の儀が行われる日にあたるため、10月26日に行われる。番組では、室町時代の風流踊りを再現した深草室町風俗列保存会の練習現場にお邪魔するほか、装束司による貴重な衣装の準備風景などを取材、祭りの歴史、行列のルート、祭りの見どころなどを教えてもらいながら動く時代絵巻と言われる時代祭の魅力について探って行く。

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