10月21日~10月25日

10月21日(月)
「人類は"未知の災害"と戦えるか!?」

ゲスト:山村 武彦(防災システム研究所 所長)、高橋 学(立命館大学環太平洋文明研究センター・センター長)

今年の台風15号や19号など、近年は台風が大型化し、同時にその風雨による被害も甚大化している。襲来する経路や規模、時期や頻度に至るまで、従来考えられていたパターンとは違う、「想定外」のケースが多くなってきていると言える。
東日本大震災や熊本地震などで甚大な被害に遭遇した日本は、これまで「南海トラフ」などの"巨大地震"を将来的な大災害と想定して、対策を講じてきた。しかし、今年のような"新しい形の被害をもたらす台風"は、従来と異なる視点での防災対策の見直しを迫るものとなっている。
一連の台風災害の新たな特徴と被害を専門家と共に分析し、今後想定される災害と、防災の在り方について考える。


10月22日(火)
「天皇陛下『即位礼正殿の儀』 令和時代の皇室像とは?」

ゲスト:近重 幸哉(皇室ジャーナリスト)、久禮 旦雄(京都産業大学法学部 准教授)

天皇陛下が内外に即位を宣言される「即位礼正殿の儀」が22日に行われる。平成を上回る190以上の国や国際機関の代表の来日が予想され、国王・王室関係者も参列する。
令和元年の初日、天皇陛下は国民に向けた初めてのおことばで、「自己の研鑽に励むとともに、常に国民を思い、寄り添いながら、憲法にのっとり、象徴としての責務を果たす」と述べられた。新たな天皇皇后両陛下は、どのような皇室を築かれていくのか。令和の時代の皇室像を展望する。


10月23日(水)
「星野リゾート代表に聞く 日本のリゾート新時代」

ゲスト:星野 佳路(星野リゾート 代表)

日本のリゾート開発に革命を起こしている、星野リゾート。国内では海外からの旅行客に頼らず、日本人に「新たなリゾートの楽しみ方」を提案。一方で、旗艦ブランドである「星のや」を台湾で開業し、日本流の「おもてなし」を武器に、新たな市場の開拓も目指す。
日本の観光産業は、人口減少、人出不足、若者の観光離れ...など、数々の課題に直面しているが、これらの難題にどのように立ち向かうのか。「人材を育成し、高いクオリティのサービスを維持する」という、星野リゾートの戦略の未来を占う。


10月24日(木)
「119番ではもう助からない?救急医療の現場」

ゲスト:羽生田 俊(自民党参議院議員 / 元日本医師会 副会長)、笹井 恵里子(ジャーナリスト)

現在、東京都では、119番の通報から救急車が到着するまでの平均時間が10分を超えている。10分を超えると生存率は大きく低下するとされており、すでに東京都では危険ラインを超えていることになるが、これには、全国1位となる救急出動数が背景にある。
今や高齢化もあり、増えるばかりの119番通報。その一方で救急医療の現場では、医師不足と働き方改革で、救急搬送受け入れをやめようと考えている病院もあるという。
このままでは、救急車が来なくなる日がやってくるのかもしれない。そこで求められるのは、患者・国民側の意識改革。我々はいざという時のために、どんな準備をすべきなのか?


10月25日(金)「タカラベnews&talk」
「三井住友FG社長が考える金融業界を変える戦略」

ゲスト:太田 純(三井住友フィナンシャルグループ 取締役 執行役社長 グループCEO)

番組初回となる今回は、今年4月に就任した三井住友フィナンシャルグループの太田純社長に、マイナス金利や貸出減少など本業の不振が続く中、SMBCグループの新しいリーダーとして、どのような戦略で令和時代を乗り越えて行こうとしているのかを聞く。