第1回  夏、ふたりで走る 日本体育大学 女子陸上部

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奇跡のドラマは、昨夏、日本インカレ1600mリレーで起こった。優勝候補筆頭の日体大は第一走者・湯淺佳那子がレース中に怪我で急ブレーキ。誰もが勝利を諦めたが、第四走者・エースの広沢真愛が5人抜きを見せ、大逆転を果たした。この夏、4年生となった湯淺と広沢は再び日本インカレの地へ。しかし、エース・広沢は長いスランプ期を迎えていた。「広沢がいなければ今の私はいない」と語る湯淺は、2人でバトンをつなぎ、4×400Mリレーでの連覇を目指す。常にずっと支え合い、競い合ってきた二人が挑む、4日間の熱き闘いを追った。