7月29日~8月2日
7月29日(月)
「どうなる?ホルムズ海峡有志連合への参加」
ゲスト:佐藤 正久(外務副大臣 / 参議院議員)、福島 瑞穂(社民党副党首 / 参議院議員)
米国トランプ大統領は、ホルムズ海峡航行の安全確保のための「有志連合」結成に動き出した。
米主導の「有志連合」は「イラン包囲網」の意味合いが色濃く、参加には慎重な国が目立つ。日本も難しい対応を迫られている中、トランプ氏側近で対イラン強硬派のボルトン補佐官が緊急来日。日本に対して、参加を要請したものと見られる。
アメリカにもイランにも対話のパイプを持つ「独特外交」が可能な日本は、果たしてどのような態度を取るべきなのか?
国会での安保政策を巡って、有志連合結成と日本の取るべき対応について、与野党の論客が徹底討論する。
7月30日(火)
「空前の刀剣ブーム! 文化継承のヒントとは?」
ゲスト:加来 耕三(歴史家・作家)、牛窪 恵(世代・トレンド評論家)
全国津々浦々で刀剣の展示が行われるなど、"刀剣ブーム"が衰えることなく盛り上がりを見せている。
20代から30代の女性を中心に、刀剣展やゆかりの神社などを訪ね歩く『刀剣女子』が急増している。
そもそも、刀剣は「武器」から「大名間の贈答品」「嗜好品」へとその存在を変え、平安時代から今日まで受け継がれてきた日本の伝統文化である。だが、ここ数年のブームは、ゲームを発端に、アニメ、2.5次元舞台へと他ジャンルに波及し、そこからさらに活況を呈しているという。何が女性たちのハートを掴んでいるのか?刀剣の歴史とブームの背景に迫る。
7月31日(水)
「徹底検証 対韓輸出管理」
ゲスト:古川 勝久(元・国連安保理北朝鮮制裁専門家パネル)、李 相哲(龍谷大学社会学部 教授)
日本による対韓輸出管理の強化をめぐり、韓国は24日、WTOの一般理事会で日本は不当だと主張。しかし第三国からの発言はなく、韓国は支持の取り付けに失敗した。さらに日本は、管理強化の第二弾として、韓国を「ホワイト国」から除外する手続きの意見公募を終えた。そのような中で、韓国はWTOへの提訴の検討作業を進めており、日韓の対立は深刻さを増すばかり。
しかしこうした状況下において、北朝鮮がまたもや弾道ミサイルを発射した。この北の揺さぶりが、今後の日韓関係に及ぼす影響を含め、日本と韓国の噛み合わない議論と問題の真相について、徹底検証する。
8月1日(木)
「10月から消費税10%へ 中小零細企業の対策は?」
ゲスト:友田 信男(東京商工リサーチ 情報本部長)、飯田 泰之(明治大学政治経済学部 准教授)
参院選の結果を受け、10月の施行が既定路線となった消費増税。8%%から10%へと、5年半ぶりとなる消費税引き上げの影響は、単に一般家計を圧迫するだけではない。消費冷え込みの緩和措置として設けられる「軽減税率」によって、その対象となるか、ならないかの線引きで、小売りの現場も消費者も、大混乱が予想される。
さらに中小零細の小売店は、「ポイント還元」に対応するための設備投資にも追われている。増税まで残り2ヵ月。中小企業、小売店が置かれた現状とは?そして予想されうる景気への影響も、専門家を交えて考える。
8月2日(金)
「ホルムズ海峡と日韓関係」
ゲスト:歳川 隆雄(インサイドライン 編集長)
金曜日は、1週間のニュースを総括。BS11解説委員の二木啓孝とBS11アナウンサーの八木菜緒が、月曜~木曜ゲストの注目発言を、各界論客と共に振り返る。
月曜日は、自民党の佐藤正久・外務副大臣と、社民党の福島瑞穂・副党首が、「ホルムズ海峡有志連合」への日本の参加問題について激論を交わした。そして水曜日は、韓国への輸出管理強化を巡る問題に関して、日韓それぞれの動きと、その認識の違いなどについて専門家に聞いた。